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四季送り 【零〜刺青ノ聲〜】げんみ❌
【零〜刺青ノ聲〜】ネタだけど、これ柊じゃん……「8歳児の精神だけでも両親のもとに流してやれば」と思いついたの、贄もとい巫女が自身の柊を鏡に託して割って流す儀式じゃん……。
しかもこの流れで思い至ったの、脳内面談伏せで言ってた「“呪詛の掃溜め”で良い」の呪詛には“自分が齎した柊”だって含まれてるわけで、あの おま
最悪な追加、闇落ち呪怨死亡ルートとかになったら自ら破戒じみたこと望んだり まぁ無理だろうけ
アカン 虚の原動力たしか負の感情エネルギー おいこらヨスガ いや流石にここまでヨスガのせいにしたらあかんねんけど
そんな未来させん為の脳内面談だろうがーっそもそも棘獄に向かうのは今じゃねぇんだよ! それはそうと「8歳児の柊を流す」は有効かもしれない。
取り敢えず見えたのは、夫婦と話すなら、雲平/奉弥よりも“親を殺したところまでの8歳児”でスタートの方がずっと無難だなって感じでした。畳む
#四季送り
【零〜刺青ノ聲〜】ネタだけど、これ柊じゃん……「8歳児の精神だけでも両親のもとに流してやれば」と思いついたの、贄もとい巫女が自身の柊を鏡に託して割って流す儀式じゃん……。
しかもこの流れで思い至ったの、脳内面談伏せで言ってた「“呪詛の掃溜め”で良い」の呪詛には“自分が齎した柊”だって含まれてるわけで、あの おま
最悪な追加、闇落ち呪怨死亡ルートとかになったら自ら破戒じみたこと望んだり まぁ無理だろうけ
アカン 虚の原動力たしか負の感情エネルギー おいこらヨスガ いや流石にここまでヨスガのせいにしたらあかんねんけど
そんな未来させん為の脳内面談だろうがーっそもそも棘獄に向かうのは今じゃねぇんだよ! それはそうと「8歳児の柊を流す」は有効かもしれない。
取り敢えず見えたのは、夫婦と話すなら、雲平/奉弥よりも“親を殺したところまでの8歳児”でスタートの方がずっと無難だなって感じでした。畳む
#四季送り
四季送り げんみ❌
人間の悪性だとか、社会問題に触れてて言葉強めです。精神状態優先してください。
おー……なるほど両親と話すってのは思いつかなかった。実際どうなんだろうな雲平。
雲平/奉弥のままが良いのか、8歳児時点の奉弥が接触してそれを覚えて終わる形式が良いのか。
前者の懸念点は
・他を差し置いて自分が縁のある死者に会って話すなど会って良いはずがない
・何を話せば良いか分からない、話す資格が無い
・折角「ふたりの子どもは大量殺人者だ」って事実を伏せたのに、卑怯でも伏せたのが明るみになるんじゃないか
……最後のは保身のためじゃなくて、「愛情注いで育てたつもりの子どもはその後、ある男による、大義も意味も無い娯楽の為の大量殺人者になった。産み育てない方が良かった、無意味だった」「しかもその男は二人が頼った人間だ。二人の人生は、我が子を殺人者として開花させる贄として消費された」「二人は虐殺者の親だ」と突きつけるのが嫌、なんだよな。
将来どんな大人になるだろうと希望たっぷりに夫婦で語っていたのが、人間社会においては到底許されることのない大量虐殺者。憎まれ呪われて当然で、その余波は夫婦にだってきっと及ぶ。それを雲平は知っている。
テレビ見てたってわかること。世論なんてそんなもの。犯罪者への憎しみはその家族にも向けられる。『加害者なんだから、その家族にも責任はある、お前らも詫びて償うべきだ! 悪人を世に放ったお前らに、文句を言う資格は無い』『関係者だと見做されたくないので、縁を切ってください。ーーああ、あの一家についてですか? この辺りじゃ、』『ここが容疑者の実家、これが家族の顔、個人情報大公開!』ーー最近ようやく人権問題として声が上がるようになったけど、基本的に人間社会はそうは変わらない。
誰もが容易に前触れもなく上澄みから凋落する可能性があるのに、そんなことも忘れて、ね。
子どものままで話したとして、記憶や精神で別ルートだから、シュミレートが難しいな。考えながら挙げてみると、
・記憶が無いものの殺した認識がある→「どうしてこんなことになったの」
あー、子どもの方、8歳児の方の精神かなり重症では!?
「どうしてこんなことになったの」の下にあるの、「お家に帰りたい」「帰れない、僕が壊した」「お父さん、お母さん、なんで?」なのよ。
しかも記憶が無いままでも思い出そうとしたら殺人に至ったストレスが蘇る。怖くて嫌でわけが分からなくなるのに、野宮神社で思い出したワンシーンだけはきっと思い出せて幼心にも愛されてる感覚はあったと感じてしまう。……記憶が無いまま〜は今の雲平も同じだな。
どうしたもんかな。いっそ8歳児をちゃんと親元に流してやった方が良いのか? そんな器用なシナリオあるわけ無いだろちくせう。
雲平にとっての家族は祝さんだし、奉弥という人間が続いてはいるんだ。でも、社会的に梟木奉弥って人間はもういない。戸籍上でも消えてるはず。7年をゆうに超えてるし、そもそもヨスガが消してるでしょ。父親は「墓、ジジイあたりが立ててるかも」と話してたけど、シナリオでは『HO3の両親の墓は無い、ごめん』となってるのでね。そりゃそうだよな!! 何なら親ともども失踪扱いになって社会から消えてるよ、誰も探さないし。
(【社会的に透明な子どもたちは一定数いる】って認識が中の人にあるせいでもあります)
まあ、そこらが見えてたら、だ。
梟木奉弥という、この世に生まれ人殺しになった人間の存在は罪業ごと消せはしない。魂は真名に乗せて祝さんに委ねてる。死んでも魂に染み付いた呪詛は雪がれない。
だとしても、8歳児までの梟木奉弥という児童の精神は、夫婦のもとに送ることが出来るのでは。
なんて言うのかな、人格を切り離すとかじゃなくて。理屈だけを組み立てるなら、
・あれくらいの年齢の被虐待児(ごめん両親)なら、どんなに苦しい思いをしていても本能で親を愛そうとする心理がはたらく。
・奉弥本人が愛されていると感じていたし、事実両親も(ヨスガの洗脳を受けていたとは言え)我が子を愛し育んでいた。
→「両親のところへ帰りたい」と思う“親を殺したところまでの8歳児の奉弥の精神”に不自然は無い。一方、雲平が抱え続けると「僕の家族は祝なのに」「そもそも帰りたいなんてどの口が言うのか」など矛盾と歪みを深める一方である。
→塔での会話でも、夫婦の悲しみは奉弥の成長を見届けられないことだと話された際、雲平は「その子どもも〜」と、“前の子ども”として切り分けを強めていた。その実績の認識は今なお強く残っているため、今の自分から部分的に精神を切り離すイメージつけ易いかもしれない。
→→『8歳児の“未練”を流す』などの方便で流せないか。そのために夫婦と話すならば、少なくとも最初は“両親を殺したところまでの8歳児”で話す方が「何があったの」「ごめんなさい」「帰りたい、お父さんとお母さんと一緒にいたかった」あたりも出せるのかな……いやあ出てくる出てくる、嘘だろえげつないって。
しかも、『鈍になった』の原因に絡む話として、雲平の中で幼い頃の奉弥や子どもの境界が混濁し易いの、悪化してる節がある。人間質が培われる=新しい部分と、健全だった頃の幼く旧い部分も出てきた、ってとこか。膿み続けてた患部が表層に近づく程、破けるリスクも滲み出るものも、違和感&存在感も大きくなるよなぁ。
今書き出しながら、雲平の中にはこれだけ残骸埋もれてたのかと驚いてるよ。しかもそれを許せないから知覚しきる前に踏み潰して砕き続けてるんだよな。
……これどうすんの。結構キツいのぶつけることならない?
私の感覚じゃ、「砕いたガラス片がたくさん入った袋の中に素手を突っ込んで、目的の貝殻拾い上げてねー!」みたいなのをもたらしそうで心配なのですが。貫通ダメージ与えない?
伏せにする前に書き出して正解だった、とも言い切れないなぁ。。 どう書き直すんだってばよ。
追記
そういや戸籍の話で、まだ伏せにもチャンネルにも出せてない話あったわ。
雲平が錦玉さんの居場所に少し敏感な理由。
“あび”関係者の中で祝さん(と香華先生)の他に錦玉さんだけなんですよ、世界に生まれた際に得た戸籍で生きていられてるの。
戸籍は社会的な存在証明票だし、自分のルーツの証明票。「裏社会じゃ戸籍売買あるんだし、戸籍の価値もそんなものと感じるんじゃ?」と思えばその逆で、自分が社会的に透明になった心細さ、居場所やルーツを絶つことで守れる物も失うものの大きさも分かってる。
親戚のおばさんが“あび”に来ることあるらしいけど、どうにもやはりその間気配消すか居なくなる気がする。引き目は当然あるけど(密告)、純粋に脅かしたくない、穢れを移したくないのもある。
面談では「お前すぐ身を引こうとするの悪癖だぞ」と雲平を蹴飛ばしてはいるのだけど。……最近は“あび”に対しての発生が減ってるんじゃないかな? 一月くんの件で錦玉さんの意向や所感示されたのマージでありがてぇ。
兎にも角にも、自分が経験してることで思うことがある部分については、他の人まで経験しろとは思わないのでね。つい余計なお世話するかもしれないまであって。同じ轍を踏むの傍観してるだけって、自分が嫌う人間様と同類になる気がするし。
「彼らを日向に押し返したい」。元通りに出来ないけど、元の場所に元のかたちに近くして生きていけるように。
彼らに今残ってるものがあるなら、残したまま返してやりたいのです。これは、ひとりの人間として。その殆どは自分に残らなかったものだから。
畳む
#四季送り #思考整理
人間の悪性だとか、社会問題に触れてて言葉強めです。精神状態優先してください。
おー……なるほど両親と話すってのは思いつかなかった。実際どうなんだろうな雲平。
雲平/奉弥のままが良いのか、8歳児時点の奉弥が接触してそれを覚えて終わる形式が良いのか。
前者の懸念点は
・他を差し置いて自分が縁のある死者に会って話すなど会って良いはずがない
・何を話せば良いか分からない、話す資格が無い
・折角「ふたりの子どもは大量殺人者だ」って事実を伏せたのに、卑怯でも伏せたのが明るみになるんじゃないか
……最後のは保身のためじゃなくて、「愛情注いで育てたつもりの子どもはその後、ある男による、大義も意味も無い娯楽の為の大量殺人者になった。産み育てない方が良かった、無意味だった」「しかもその男は二人が頼った人間だ。二人の人生は、我が子を殺人者として開花させる贄として消費された」「二人は虐殺者の親だ」と突きつけるのが嫌、なんだよな。
将来どんな大人になるだろうと希望たっぷりに夫婦で語っていたのが、人間社会においては到底許されることのない大量虐殺者。憎まれ呪われて当然で、その余波は夫婦にだってきっと及ぶ。それを雲平は知っている。
テレビ見てたってわかること。世論なんてそんなもの。犯罪者への憎しみはその家族にも向けられる。『加害者なんだから、その家族にも責任はある、お前らも詫びて償うべきだ! 悪人を世に放ったお前らに、文句を言う資格は無い』『関係者だと見做されたくないので、縁を切ってください。ーーああ、あの一家についてですか? この辺りじゃ、』『ここが容疑者の実家、これが家族の顔、個人情報大公開!』ーー最近ようやく人権問題として声が上がるようになったけど、基本的に人間社会はそうは変わらない。
誰もが容易に前触れもなく上澄みから凋落する可能性があるのに、そんなことも忘れて、ね。
子どものままで話したとして、記憶や精神で別ルートだから、シュミレートが難しいな。考えながら挙げてみると、
・記憶が無いものの殺した認識がある→「どうしてこんなことになったの」
あー、子どもの方、8歳児の方の精神かなり重症では!?
「どうしてこんなことになったの」の下にあるの、「お家に帰りたい」「帰れない、僕が壊した」「お父さん、お母さん、なんで?」なのよ。
しかも記憶が無いままでも思い出そうとしたら殺人に至ったストレスが蘇る。怖くて嫌でわけが分からなくなるのに、野宮神社で思い出したワンシーンだけはきっと思い出せて幼心にも愛されてる感覚はあったと感じてしまう。……記憶が無いまま〜は今の雲平も同じだな。
どうしたもんかな。いっそ8歳児をちゃんと親元に流してやった方が良いのか? そんな器用なシナリオあるわけ無いだろちくせう。
雲平にとっての家族は祝さんだし、奉弥という人間が続いてはいるんだ。でも、社会的に梟木奉弥って人間はもういない。戸籍上でも消えてるはず。7年をゆうに超えてるし、そもそもヨスガが消してるでしょ。父親は「墓、ジジイあたりが立ててるかも」と話してたけど、シナリオでは『HO3の両親の墓は無い、ごめん』となってるのでね。そりゃそうだよな!! 何なら親ともども失踪扱いになって社会から消えてるよ、誰も探さないし。
(【社会的に透明な子どもたちは一定数いる】って認識が中の人にあるせいでもあります)
まあ、そこらが見えてたら、だ。
梟木奉弥という、この世に生まれ人殺しになった人間の存在は罪業ごと消せはしない。魂は真名に乗せて祝さんに委ねてる。死んでも魂に染み付いた呪詛は雪がれない。
だとしても、8歳児までの梟木奉弥という児童の精神は、夫婦のもとに送ることが出来るのでは。
なんて言うのかな、人格を切り離すとかじゃなくて。理屈だけを組み立てるなら、
・あれくらいの年齢の被虐待児(ごめん両親)なら、どんなに苦しい思いをしていても本能で親を愛そうとする心理がはたらく。
・奉弥本人が愛されていると感じていたし、事実両親も(ヨスガの洗脳を受けていたとは言え)我が子を愛し育んでいた。
→「両親のところへ帰りたい」と思う“親を殺したところまでの8歳児の奉弥の精神”に不自然は無い。一方、雲平が抱え続けると「僕の家族は祝なのに」「そもそも帰りたいなんてどの口が言うのか」など矛盾と歪みを深める一方である。
→塔での会話でも、夫婦の悲しみは奉弥の成長を見届けられないことだと話された際、雲平は「その子どもも〜」と、“前の子ども”として切り分けを強めていた。その実績の認識は今なお強く残っているため、今の自分から部分的に精神を切り離すイメージつけ易いかもしれない。
→→『8歳児の“未練”を流す』などの方便で流せないか。そのために夫婦と話すならば、少なくとも最初は“両親を殺したところまでの8歳児”で話す方が「何があったの」「ごめんなさい」「帰りたい、お父さんとお母さんと一緒にいたかった」あたりも出せるのかな……いやあ出てくる出てくる、嘘だろえげつないって。
しかも、『鈍になった』の原因に絡む話として、雲平の中で幼い頃の奉弥や子どもの境界が混濁し易いの、悪化してる節がある。人間質が培われる=新しい部分と、健全だった頃の幼く旧い部分も出てきた、ってとこか。膿み続けてた患部が表層に近づく程、破けるリスクも滲み出るものも、違和感&存在感も大きくなるよなぁ。
今書き出しながら、雲平の中にはこれだけ残骸埋もれてたのかと驚いてるよ。しかもそれを許せないから知覚しきる前に踏み潰して砕き続けてるんだよな。
……これどうすんの。結構キツいのぶつけることならない?
私の感覚じゃ、「砕いたガラス片がたくさん入った袋の中に素手を突っ込んで、目的の貝殻拾い上げてねー!」みたいなのをもたらしそうで心配なのですが。貫通ダメージ与えない?
伏せにする前に書き出して正解だった、とも言い切れないなぁ。。 どう書き直すんだってばよ。
追記
そういや戸籍の話で、まだ伏せにもチャンネルにも出せてない話あったわ。
雲平が錦玉さんの居場所に少し敏感な理由。
“あび”関係者の中で祝さん(と香華先生)の他に錦玉さんだけなんですよ、世界に生まれた際に得た戸籍で生きていられてるの。
戸籍は社会的な存在証明票だし、自分のルーツの証明票。「裏社会じゃ戸籍売買あるんだし、戸籍の価値もそんなものと感じるんじゃ?」と思えばその逆で、自分が社会的に透明になった心細さ、居場所やルーツを絶つことで守れる物も失うものの大きさも分かってる。
親戚のおばさんが“あび”に来ることあるらしいけど、どうにもやはりその間気配消すか居なくなる気がする。引き目は当然あるけど(密告)、純粋に脅かしたくない、穢れを移したくないのもある。
面談では「お前すぐ身を引こうとするの悪癖だぞ」と雲平を蹴飛ばしてはいるのだけど。……最近は“あび”に対しての発生が減ってるんじゃないかな? 一月くんの件で錦玉さんの意向や所感示されたのマージでありがてぇ。
兎にも角にも、自分が経験してることで思うことがある部分については、他の人まで経験しろとは思わないのでね。つい余計なお世話するかもしれないまであって。同じ轍を踏むの傍観してるだけって、自分が嫌う人間様と同類になる気がするし。
「彼らを日向に押し返したい」。元通りに出来ないけど、元の場所に元のかたちに近くして生きていけるように。
彼らに今残ってるものがあるなら、残したまま返してやりたいのです。これは、ひとりの人間として。その殆どは自分に残らなかったものだから。
畳む
#四季送り #思考整理
四季送り げんみ❌
四季送りの脳内面談、昨日のはまだまだ書き換えたりするので他のこと……うーん。
裏面で起きてること、雲平の地雷事項にも関わるから、伏せに纏めて開示した方がええだろか、と悩み悩み。
どうするにしろ、解きほぐしておかないと、本人も祝さんたちから善性で願われたり向けられてる感情を無下にしたくないって思ってるからさ。幸せや生存を願われること自体が苦痛になるだけで受け手都合で……うーん!!!
厨房で杏仁さんに言われた通り、どろどろは隠してるつもりでいるんです。メタはともかくとして。
あくまで少しでも進展するように動いてる、その姿勢は見せ続けられるように。履行出来るように。
毒吐きするにも何からアプローチすれば良いのやら。ピッタリなシナリオにも心当たりが無いー!!
やっぱ雲平辞典作るべきか……内面触れると纏まらなくなるのが見えるぅぅ。畳む
追記:取り敢えず【空白の航海】用意しました。いつやるかは未定。
#四季送り #思考整理
四季送りの脳内面談、昨日のはまだまだ書き換えたりするので他のこと……うーん。
裏面で起きてること、雲平の地雷事項にも関わるから、伏せに纏めて開示した方がええだろか、と悩み悩み。
どうするにしろ、解きほぐしておかないと、本人も祝さんたちから善性で願われたり向けられてる感情を無下にしたくないって思ってるからさ。幸せや生存を願われること自体が苦痛になるだけで受け手都合で……うーん!!!
厨房で杏仁さんに言われた通り、どろどろは隠してるつもりでいるんです。メタはともかくとして。
あくまで少しでも進展するように動いてる、その姿勢は見せ続けられるように。履行出来るように。
毒吐きするにも何からアプローチすれば良いのやら。ピッタリなシナリオにも心当たりが無いー!!
やっぱ雲平辞典作るべきか……内面触れると纏まらなくなるのが見えるぅぅ。畳む
追記:取り敢えず【空白の航海】用意しました。いつやるかは未定。
#四季送り #思考整理
四季送り げんみ❌
花笑みを踏まえて脳内整理。雲平主体のとこは雲平の呼び方になってます。
まだ整理し切れてないし一部雲平の感情に当てられててどろどろしてます。手直し入ります。全然書き終わってない。閲覧注意。 更新忘れてた 一応書き終えました
◆シナリオ開始時の雲平の目標◆
①純粋な関心として、チトセが何を撮るのかを見たい
②自分が約束、宣言してきたことを考えるのに必要な"幸せ"を、写真からアプローチしてとらえたい。チトセを見て手掛かりが欲しい
③訊けそうなら"友達・改"の定義を教えてもらいたい
裏背景に絡むんだけど、特に②の"幸せ"が厄介。
本編を経て、雲平にとっての幸せは『日向の夢』→『窓向こうの日向に“あび”が続くのを見ていること』に変化。加えて、自分に"幸せ"を求められることに(願われた場合は、願われてる自分自身に)強烈な嫌悪感を抱く。
※事情背景知ってる身内からのは別枠だし、そもそもこれ自分(受け手側)の問題。
他要因たくさんあるのを割愛するくらいには、そもそも「自分を通して"しあわせ"を考えようとする」ことが出来る状態じゃない。肝心の本人は無自覚。それでも「無駄な行いだろうが、考えるくらいは出来る以上、こじつけでも良いからかたちにしなければ」ってことだけは常に頭の中にこびりついている。
それに自分も相手もいつまで猶予があるかわからない。「時間を無駄に出来ない、何も出来なくても何かしないと」が強いのが今も続いてる。心の麻酔として機能している面もありますが。
そんなある日、偶然今回のアーケードの話を知ったってのが裏背景です。
「チトセなら」と真っ先に思い浮かべて声を掛けたあたり、「"幸せ"を知ってる人 かつ 願える人」って認識してるんだろうな。
◆進展したこと◆
目標の①は確定で達成するとして、②③も大きく進展したかなと思います。
自分の"幸せ"に対しても、嫌悪感や憎悪はそのままに、"宝物"という形で『手放したくないもの』に気付けたので……まさかここで繋がるとは完全に予想外だったな……。
話を戻して、進展したことを整理すると。
①"友達・改"を体感的にも認識できた
雲平:「(僕が含まれることの意義と成果を問い続けていたの、的外れだったらしい)」
と帰宅後ミッフィー面するくらいにはぽんこつしてた雲平です。実際、これまで「仲間」は言えても「友達」とは発言するのを避けていました。
結成時だって無責任に頷いたわけじゃない。この際暴露するとエンディング時点で雲平は「チトセたち帰って来た。錦玉ももうひとりじゃない。やっとスタートラインに送れた」って脱力しかけてたように"仲間"として居座ってる現状の節目になっておかしくないって気持ちでいたんです。それで静かにみんなの様子を眺めてた。なのに、節目どころか"友達"という繋がりに招かれて、そのときの困惑と言ったら!
だから、あの時の「面白い」って、皮肉なんです。自分自身への盛大な皮肉。
一方で、「"友達"が"仲間"と同じようなものなら、"友達"としての意義を見出し、果たせるかもしれない。どんなに「滑稽だ身の程弁えてんのか奴らの仇が友情ごっこかよ」と頭の中に嘲笑われても、信じようとしてくれる"仲間"に応えたいと顔を上げるのは、間違いじゃないはずだーーこの時点で意気込みどころを誤ってたんでしょうね。
事実、何も出来なくても何かしようと約束・宣言したこと含めて探し回っている間に、"仲間"と"友達"は違うって感覚が強くなって、今回に至ってますから。錦玉さんに怒られろ。
結論として、あんなに悩み続けていた"友達"に意義も成果も必要なくて、ただ一緒に楽しい・嬉しいなどを共有することを大事に出来れば良かった。それは既に雲平が"あび"の人たちに抱いていることで、とっくに"友達・改"だった。
本人は「そんなことで良かったの!? ずっとあったことなのに!?」とショックなのか安堵なのかわかんない衝撃を受けてましたけどね。良かった。
二次効果として、"友達・改"を認識したことで、素直に受け取れる範囲が広がりました。相手が自分に向ける感情をイメージできたからです。
普段自分が「良かったと思えることの理由になっている」的なことを言われても、自分じゃ誰かの喜びになり得る価値を提供できているとは思えない。釣り合わないから、どう受け取れば良いかわからないんです。
だけど今回は「"友達・改"のチトセと一緒に来れて嬉しかった、楽しかった」がある。雲平がチトセくんを"友達"と深く認識出来たから、チトセくんが「一緒に来れて嬉しかった、楽しかったなら猶更」を体感的に理解出来たのでした。雲平のやつ、自分から記念写真を思いつくくらい、心の底からの嬉しいを感じてましたよ。
今後は、自分に向けられるやわらかな感情に対して素直に受け止めやすくなるんじゃないかな。「良いの。本当に?」なんてワンシンキングを挟む率が減る。
②既に手にしているもの
とっくに手にしていたもの。ひとつは①ですが、二つ目思いがけず出て来たのが"宝物"でした。
小ネタ設定。雲平のスマホの中に残ってる一番古い写真は、居眠り祝さんの写真。
脳内面談メモを引用すると、以下の通り。
リスクを差し置いてでも手元に留めたい"宝物"が、祝さんの平和な寝顔なんですよ。
『写真に撮って残そうとするのは"しあわせ"のとき』と仮定したのは他ならぬ雲平です。
そしてこの"宝物"は、祝さんに真名を渡した頃の子どもが撮った写真です。
祝さんに人間に戻してもらう中、初めて自然な想いで撮りたくて撮った写真を、ずぅっと手元に残して大事にしている。その事実を思い出したなら、無視できることじゃない。幾つかの認識や制限が覆る。「僕にとっての幸せがあってはいけない」とか、ずっと手元にあんじゃん!ってなる。
そこに続いたチトセくんの発言がしみる。
「平ちゃん本当は最初から知ってたんじゃん!写真を撮る理由、意味、楽しさ」
「平ちゃんってさ、きっと自分が思ってる以上に色々持ってて、考えてるんだろうなって時々思うよ」
「無くなんないからさ、そういうの。だからゆっくり考えたらいいよ」
無くならない。無いと思ってるものも、全部ではないかもしれない。「約束や宣言を履行出来ないまま終わるんじゃないか、無責任になるんじゃないか」と恐れていたことが、根拠は無くとも、0スタートじゃない可能性を証明されたことで、焦燥と不安が和らぐのでした。畳む
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆シナリオと別に、雲平のベクトル調整◆
以下、どろどろを含みます!!
見ないと困る情報は無いです。あくまで思考回路や比重の近況を捕捉的に公開している長文です。
メンタル影響しないぜ!と思えなかったらこのままページを閉じてください。
前提として、私は雲平の方向性について「負っている罪業や因果の呪いを抱えつつも、ひとりの人間として向けられる愛、善なる願い、祝福を交わせるようになれ」と思ってます。ソロシじゃないからね。
本人も、他の方々からの善意に無関心なわけではない。向けられる優しさ、差し出された手には感謝しているし、無視はしたくないと思っています。
雲平自身の大きな課題のひとつは【自分を許さない】に基づく制約や呪いに縛られ、しかし安易に外す事が出来ないジレンマでしょうか。
例えば今に始まったことじゃないけど、「必要(仕事)だからやる」「蓋を外すな、説明つかないことをするな」が自らに課している行動原理です。
自身に対し「理由が成立しない行動を許せない」のは、すべての始まりである【感情で夫婦を殺した】ことのトラウマに由来するものなので、周囲からしたら「気楽にやれよまどろっこしい!」案件でも、本人にとっては自死を検討するほど重大な一線となる。
以上を踏まえての近況、表に出さないようにしてるつもりのどろどろ内情の一部について。
①「消去法で生きている」けど、存在消滅を望むことは無くなった
良いのか悪いのかってとこですけどね!! あと言い方すごく周囲に失礼。ごめん。途中経過だからとなんとか大目に見て欲しい。少なくとも、今の世界を生きるしかないと諦めて、少しでもマシになるように動くことに目が向いています。→よって願いが叶うってなったときの心配が無くなった。
本編以後「存在自体が"過ち"だ」「償いなど無い。【代役の無い、自分の存在消滅】で正す他無い。なのに手段が無い」「矛盾したまま生きながらマシな方を選ぶしかない」という理屈で模索していました。手段さえあれば仲間に無断で消滅を選ぶまであったんです。
けれど、どうやっても誰かが犠牲になると気付いてしまって……。
本編で祝さんが言った通り、雲平が悲願を叶えたところでヨスガは確実に詞さんをアガチにするために殺す。祝さんは天涯孤独のまま仇探しするし、ヨスガの暇潰しの玩具にされて死ぬ未来しか見えない。
ならばヨスガが消えれば良いのか? 雲平は立場上望めない。蟲毒消滅ボタン渡されても、私情挟んでないと言い切れないから押せない。「感情で他人の死や消滅を望んで良いお偉ーい人間様なんざいねぇんだよクソが! 自分や身内消されて文句無ぇ奴だけほざいてろ」(by蓋外れ雲平)
加えて“実行犯ではない”ヨスガを私怨で消したら、実行犯でなくても存在否定に値する罪の対象になり得ると認めることになる。そうなれば、自分たちに仇なす者が現れた時、もしくは人間社会に晒された時、「お前も罪人だから何されても文句言えねえよな」と殺し屋の周辺作業をしている祝さんに飛び火しても異を唱える資格が無い。
雲平にしてみれば、ルート構造的に「祝を人質にとられた」って感覚なので世界構造への怨みは深く……いや、そもそも奉弥自身がやり場のない怒りと憎しみを世界の仕組みに抱いてるんだよな。ここらは追々説明あった方が良いのか、流石に喧しいか?
(ちなみにメタ的な話、万が一ヨスガが存在しなかった場合は、杏仁さんもユキちゃん(14番)も存在しなくなるし、閻魔さんも魔女狩りで死ぬはずなので杏仁さんの素体になったコインロッカーベイビーも高確率で死ぬ。生存者は一番多いけどね。谷崎家も詞さんも荒城家(風香ちゃん込み)も生存して、御籤ちゃんも家族と生活出来る。が、少数の犠牲の上に知らんぷりしてのうのうと存続してる世界なんてメタであれ雲平には許せない。どうあがいても絶望。そりゃ雲平も「もういい。疲れた」ってなるのよ)
②生きる上で"幸せ"をどう扱うか
生きるしかないなら必要なこと、少しでもマシな方を選ぶ。そう考えた時に必ず直面するのが「悪意によらず、純粋に誰かから自分が幸せであること、繋がりの中に生きることを願われている」という現実。それを無視できる雲平じゃない。愛や優しさ、善性には、誠意をもって応えたいから。
今回の花笑みで、繋がりの中にあることを望まれることを素直に受け取れたのもあり、「許せないのは許せないまま、"あび"たちに願われ望まれていることにはなるべくそのままで受け止められるかもしれない」と思えました。毎度は難しいけど、少しずつ、掌を満開にできるようにグーパー練習しよう。
そんな雲平も、これまで向けられている願いに耳を塞ぐばかりじゃなかった。例えば夜間学校に行きたいと祝さんに切り出したのは花笑みより前です。しかし、切り出すまでにはかなり時間と自問自答を要しました。そんなことばかりです。
一例として、生きるのも幸せも許せない彼が「学校に行きたい」と切り出した経緯はと言うと、
メタ的には必要だから夜間学校を志したわけではない、これがとびきり重要で、他人の思惑を受けることなく、自分の人生の通過点を自分の意思だけで選択する、人間として当たり前な経験を得ないと、二度と人間としての幸せを得る最初で最後のチャンスを永遠に失うことになる。本人はそこまで明文化しないけど、順序を違えた途端何かが不可逆な潰え方をする予感はあるので、履き違えないように意識してます。
実際、夜間学校通うって決めてからは、選択して実行出来てること自体を実績として縋ってるし。
〇〇伺い書作成して、課内決裁(自分)、役員決裁(祝さん及び"あび")までもらってからようやく〇〇行為書を作成、申請! みたいなことが日夜起きているんですね。
グダグダうじうじしてるように見えてそうで私は気掛かりなんだけど、底なし沼に足が沈み切る前に一歩進ませようとはしているのです、この機会に言い訳させてくれ!!!!!
③祝さんの言う“奉弥を裏社会に引き戻した責任”
本編の通り、雲平は祝さんが抱く責任の念について「どの道こうなった」と庇いたい気持ちがある。
だけど本編後幾つか継続もしてた中で、「それは、僕が嫌なことだな」って思い当たって。罪でも責任でも、抱えてきたものを後から庇われたり取り上げられるのは、過程にあった痛みを無駄なことだと軽んじるみたいじゃないか?
「僕の仕事のせいで祝や錦玉、荒城父子が罪を負うている。罪も痛みも僕に流せば良いのに。人間社会様なら許す(手を緩める)だろうに」と思うけど、彼らはそんなことしないとも思う。だったら、呪詛の掃溜めとして待つんじゃなくて、自分が発端で彼らが選択決定して抱えたものをどう見るかに目線をシフトさせるべきではないか?
そんなこんなで、まずは正面から明かしてくれた祝さんが感じてる責任に対して、どのように受け止め向き合うか考える時が来てるのかもしれませんね。
良い変化として、継続の中で「『どうあっても生きてしまえる』のが身勝手100%なのではなく、“生き残る"本能が生物として自分にも備わっている結果だった」と幾分か呵責が和らぐ余地が生じました。そういうの増やして、生きるコンディションを整えたいですね。見えるもの、増やすためにも。
メモ用紙
“友達”という不安定なのに大事な関係性を理解出来ず、調べるほど違和感を増していた。
“友達”について、無意識に『日向の人間の繋がり方』に区分してたことを自覚してからチトセくんの答えを聞けたのは良かった。
◆関係の区分の定義付け
“仲間”=同じ目的をもって取り組み達成しようとする繋がり
“友達”=目的に依らず、一緒に楽しいことをする繋がり
“友達・改”=一般の“友達”に納まらない“あび”独自の繋がり。“仲間”と“友達”の掛け持ち状態を示すのにも使える
※関係に名前は必須ではないらしい
→そう言ってもらったものの、雲平が説明がつかないことに不安を覚えてしまうため、“友達・改”を適用した
ただし“仲間”も“友達”も重複して良いものである
(※)償い、幸せ
大前提:KP・PL及びPC・NPCたちからの"償い""幸せ"といったワードは雲平の背景を理解した上でのものなので別枠だと思ってください!!
配慮してほしい、って目的で書き添えてるんじゃなくて、そういうシーンがあるとRPに時間かかったり、本心と相反した言動をして意図せぬ誤解、傷つけを招くこと危惧しているので、事前弁明です。
雲平が自分自身を許せないことも一因ですが、「償えるわけもないのに償いを求められること、償いを理由に人間社会に搾取されること」「(道徳の授業的な意味での)人は幸せになるために生まれて来た、幸せになって良いと言った無責任な幸福論」をものすごく憎んでて、それだけに特定のワードに対して処理が大きくなります。
奉弥としても雲平としても、自分が罪業の行き止まりであることを認識し、呪詛の掃溜りになるのを受け入れているわけですが、その根幹は【自分の幸せも未来も何もかもを奪った犯人が自分である=誰も埋め合わせしないし復讐相手は自分自身】ってどん詰まりにある現実なんです。
他の人に憎まれ呪われ侮蔑され死んでも貶められることは仕方ないこと、覚悟していることとは言え、「だからって自分自身を許してない僕からも僕を殺す権利を奪ってくれるな」とすら過ることがある。HO秋として言い方すごい身勝手なんですけど、「被害者として、加害者として、その両方に挟まれてる自分の3種の感情が壺の中でぐちゃぐちゃに混ざって腐敗して可燃ガス発生してるから、着火したら爆発しそう」って表現がしっくりくる。マジで地雷原パンジャンドラムになっててすまない自陣。
故に、脳内面談で見た限り、以下のようなシチュがあると時間がかかったり暴走する可能性があります……。
・自分自身のクローンと対峙する(大祓の比じゃないくらい痛めつけて殺したいし蓋がぶっ飛んで感情も呪詛も爆発しそう)
・宗教家などの説法で"幸福"を説かれたり"罪と罰"を語られる(こっそり出てトイレで吐くし暴力衝動衝動と戦うハメになる)
・テレビニュースでコメンテーターたちが一方的に誰かを糾弾している/悲劇や苦悩を消費するような内容を逃げ場無く見せられる(ひたすら自分に蓋する圧を強めて耐えるし表に出さないように努めるが、予後が極めて悪そう)
畳む
#四季送り #思考整理
花笑みを踏まえて脳内整理。雲平主体のとこは雲平の呼び方になってます。
まだ整理し切れてないし一部雲平の感情に当てられててどろどろしてます。
◆シナリオ開始時の雲平の目標◆
①純粋な関心として、チトセが何を撮るのかを見たい
②自分が約束、宣言してきたことを考えるのに必要な"幸せ"を、写真からアプローチしてとらえたい。チトセを見て手掛かりが欲しい
③訊けそうなら"友達・改"の定義を教えてもらいたい
裏背景に絡むんだけど、特に②の"幸せ"が厄介。
本編を経て、雲平にとっての幸せは『日向の夢』→『窓向こうの日向に“あび”が続くのを見ていること』に変化。加えて、自分に"幸せ"を求められることに(願われた場合は、願われてる自分自身に)強烈な嫌悪感を抱く。
※事情背景知ってる身内からのは別枠だし、そもそもこれ自分(受け手側)の問題。
他要因たくさんあるのを割愛するくらいには、そもそも「自分を通して"しあわせ"を考えようとする」ことが出来る状態じゃない。肝心の本人は無自覚。それでも「無駄な行いだろうが、考えるくらいは出来る以上、こじつけでも良いからかたちにしなければ」ってことだけは常に頭の中にこびりついている。
それに自分も相手もいつまで猶予があるかわからない。「時間を無駄に出来ない、何も出来なくても何かしないと」が強いのが今も続いてる。心の麻酔として機能している面もありますが。
そんなある日、偶然今回のアーケードの話を知ったってのが裏背景です。
「チトセなら」と真っ先に思い浮かべて声を掛けたあたり、「"幸せ"を知ってる人 かつ 願える人」って認識してるんだろうな。
◆進展したこと◆
目標の①は確定で達成するとして、②③も大きく進展したかなと思います。
自分の"幸せ"に対しても、嫌悪感や憎悪はそのままに、"宝物"という形で『手放したくないもの』に気付けたので……まさかここで繋がるとは完全に予想外だったな……。
話を戻して、進展したことを整理すると。
①"友達・改"を体感的にも認識できた
雲平:「(僕が含まれることの意義と成果を問い続けていたの、的外れだったらしい)」
と帰宅後ミッフィー面するくらいにはぽんこつしてた雲平です。実際、これまで「仲間」は言えても「友達」とは発言するのを避けていました。
結成時だって無責任に頷いたわけじゃない。この際暴露するとエンディング時点で雲平は「チトセたち帰って来た。錦玉ももうひとりじゃない。やっとスタートラインに送れた」って脱力しかけてたように"仲間"として居座ってる現状の節目になっておかしくないって気持ちでいたんです。それで静かにみんなの様子を眺めてた。なのに、節目どころか"友達"という繋がりに招かれて、そのときの困惑と言ったら!
だから、あの時の「面白い」って、皮肉なんです。自分自身への盛大な皮肉。
一方で、「"友達"が"仲間"と同じようなものなら、"友達"としての意義を見出し、果たせるかもしれない。どんなに「滑稽だ身の程弁えてんのか奴らの仇が友情ごっこかよ」と頭の中に嘲笑われても、信じようとしてくれる"仲間"に応えたいと顔を上げるのは、間違いじゃないはずだーーこの時点で意気込みどころを誤ってたんでしょうね。
事実、何も出来なくても何かしようと約束・宣言したこと含めて探し回っている間に、"仲間"と"友達"は違うって感覚が強くなって、今回に至ってますから。
結論として、あんなに悩み続けていた"友達"に意義も成果も必要なくて、ただ一緒に楽しい・嬉しいなどを共有することを大事に出来れば良かった。それは既に雲平が"あび"の人たちに抱いていることで、とっくに"友達・改"だった。
本人は「そんなことで良かったの!? ずっとあったことなのに!?」とショックなのか安堵なのかわかんない衝撃を受けてましたけどね。良かった。
二次効果として、"友達・改"を認識したことで、素直に受け取れる範囲が広がりました。相手が自分に向ける感情をイメージできたからです。
普段自分が「良かったと思えることの理由になっている」的なことを言われても、自分じゃ誰かの喜びになり得る価値を提供できているとは思えない。釣り合わないから、どう受け取れば良いかわからないんです。
だけど今回は「"友達・改"のチトセと一緒に来れて嬉しかった、楽しかった」がある。雲平がチトセくんを"友達"と深く認識出来たから、チトセくんが「一緒に来れて嬉しかった、楽しかったなら猶更」を体感的に理解出来たのでした。雲平のやつ、自分から記念写真を思いつくくらい、心の底からの嬉しいを感じてましたよ。
今後は、自分に向けられるやわらかな感情に対して素直に受け止めやすくなるんじゃないかな。「良いの。本当に?」なんてワンシンキングを挟む率が減る。
②既に手にしているもの
とっくに手にしていたもの。ひとつは①ですが、二つ目思いがけず出て来たのが"宝物"でした。
小ネタ設定。雲平のスマホの中に残ってる一番古い写真は、居眠り祝さんの写真。
脳内面談メモを引用すると、以下の通り。
身元バレを防ぐために定期的にスマホデータは自室に隠してる記憶媒体に移して保存しているし、連絡帳もカモフラージュしてある
夜間学校で「何も無いのも不自然」と感じてからはダミーかつ普段の行動圏内や交友バレ防げる範囲のデータは入ってる
そういうのだからこそ、一番古い写真データかつ鍵付きの、祝さんの居眠りの寝顔写真の意味合いが重い
リスクを差し置いてでも手元に留めたい"宝物"が、祝さんの平和な寝顔なんですよ。
『写真に撮って残そうとするのは"しあわせ"のとき』と仮定したのは他ならぬ雲平です。
そしてこの"宝物"は、祝さんに真名を渡した頃の子どもが撮った写真です。
祝さんに人間に戻してもらう中、初めて自然な想いで撮りたくて撮った写真を、ずぅっと手元に残して大事にしている。その事実を思い出したなら、無視できることじゃない。幾つかの認識や制限が覆る。「僕にとっての幸せがあってはいけない」とか、ずっと手元にあんじゃん!ってなる。
そこに続いたチトセくんの発言がしみる。
「平ちゃん本当は最初から知ってたんじゃん!写真を撮る理由、意味、楽しさ」
「平ちゃんってさ、きっと自分が思ってる以上に色々持ってて、考えてるんだろうなって時々思うよ」
「無くなんないからさ、そういうの。だからゆっくり考えたらいいよ」
無くならない。無いと思ってるものも、全部ではないかもしれない。「約束や宣言を履行出来ないまま終わるんじゃないか、無責任になるんじゃないか」と恐れていたことが、根拠は無くとも、0スタートじゃない可能性を証明されたことで、焦燥と不安が和らぐのでした。畳む
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆シナリオと別に、雲平のベクトル調整◆
以下、どろどろを含みます!!
見ないと困る情報は無いです。あくまで思考回路や比重の近況を捕捉的に公開している長文です。
メンタル影響しないぜ!と思えなかったらこのままページを閉じてください。
前提として、私は雲平の方向性について「負っている罪業や因果の呪いを抱えつつも、ひとりの人間として向けられる愛、善なる願い、祝福を交わせるようになれ」と思ってます。ソロシじゃないからね。
本人も、他の方々からの善意に無関心なわけではない。向けられる優しさ、差し出された手には感謝しているし、無視はしたくないと思っています。
雲平自身の大きな課題のひとつは【自分を許さない】に基づく制約や呪いに縛られ、しかし安易に外す事が出来ないジレンマでしょうか。
例えば今に始まったことじゃないけど、「必要(仕事)だからやる」「蓋を外すな、説明つかないことをするな」が自らに課している行動原理です。
自身に対し「理由が成立しない行動を許せない」のは、すべての始まりである【感情で夫婦を殺した】ことのトラウマに由来するものなので、周囲からしたら「気楽にやれよまどろっこしい!」案件でも、本人にとっては自死を検討するほど重大な一線となる。
以上を踏まえての近況、表に出さないようにしてるつもりのどろどろ内情の一部について。
①「消去法で生きている」けど、存在消滅を望むことは無くなった
良いのか悪いのかってとこですけどね!! あと言い方すごく周囲に失礼。ごめん。途中経過だからとなんとか大目に見て欲しい。少なくとも、今の世界を生きるしかないと諦めて、少しでもマシになるように動くことに目が向いています。→よって願いが叶うってなったときの心配が無くなった。
本編以後「存在自体が"過ち"だ」「償いなど無い。【代役の無い、自分の存在消滅】で正す他無い。なのに手段が無い」「矛盾したまま生きながらマシな方を選ぶしかない」という理屈で模索していました。手段さえあれば仲間に無断で消滅を選ぶまであったんです。
けれど、どうやっても誰かが犠牲になると気付いてしまって……。
本編で祝さんが言った通り、雲平が悲願を叶えたところでヨスガは確実に詞さんをアガチにするために殺す。祝さんは天涯孤独のまま仇探しするし、ヨスガの暇潰しの玩具にされて死ぬ未来しか見えない。
ならばヨスガが消えれば良いのか? 雲平は立場上望めない。蟲毒消滅ボタン渡されても、私情挟んでないと言い切れないから押せない。「感情で他人の死や消滅を望んで良いお偉ーい人間様なんざいねぇんだよクソが! 自分や身内消されて文句無ぇ奴だけほざいてろ」(by蓋外れ雲平)
加えて“実行犯ではない”ヨスガを私怨で消したら、実行犯でなくても存在否定に値する罪の対象になり得ると認めることになる。そうなれば、自分たちに仇なす者が現れた時、もしくは人間社会に晒された時、「お前も罪人だから何されても文句言えねえよな」と殺し屋の周辺作業をしている祝さんに飛び火しても異を唱える資格が無い。
雲平にしてみれば、ルート構造的に「祝を人質にとられた」って感覚なので世界構造への怨みは深く……いや、そもそも奉弥自身がやり場のない怒りと憎しみを世界の仕組みに抱いてるんだよな。ここらは追々説明あった方が良いのか、流石に喧しいか?
(ちなみにメタ的な話、万が一ヨスガが存在しなかった場合は、杏仁さんもユキちゃん(14番)も存在しなくなるし、閻魔さんも魔女狩りで死ぬはずなので杏仁さんの素体になったコインロッカーベイビーも高確率で死ぬ。生存者は一番多いけどね。谷崎家も詞さんも荒城家(風香ちゃん込み)も生存して、御籤ちゃんも家族と生活出来る。が、少数の犠牲の上に知らんぷりしてのうのうと存続してる世界なんてメタであれ雲平には許せない。どうあがいても絶望。そりゃ雲平も「もういい。疲れた」ってなるのよ)
②生きる上で"幸せ"をどう扱うか
生きるしかないなら必要なこと、少しでもマシな方を選ぶ。そう考えた時に必ず直面するのが「悪意によらず、純粋に誰かから自分が幸せであること、繋がりの中に生きることを願われている」という現実。それを無視できる雲平じゃない。愛や優しさ、善性には、誠意をもって応えたいから。
今回の花笑みで、繋がりの中にあることを望まれることを素直に受け取れたのもあり、「許せないのは許せないまま、"あび"たちに願われ望まれていることにはなるべくそのままで受け止められるかもしれない」と思えました。毎度は難しいけど、少しずつ、掌を満開にできるようにグーパー練習しよう。
そんな雲平も、これまで向けられている願いに耳を塞ぐばかりじゃなかった。例えば夜間学校に行きたいと祝さんに切り出したのは花笑みより前です。しかし、切り出すまでにはかなり時間と自問自答を要しました。そんなことばかりです。
一例として、生きるのも幸せも許せない彼が「学校に行きたい」と切り出した経緯はと言うと、
1.僕についての祝の願い事には、僕がひとりの人間として思ったことをするのが必要?
必要性や、容認されることかを問う事なく選ぶこと?
2.自分が人間としてやりたいことだけを見つめ直したら、「学校に行きたい」という未練があった。しかし、目標も期待する成果物も持たない未練だけでは道理が通らない。
3.「散々他者から奪っておいてお前だけ」「今更人間じみた生き方しようなどと虫が良いにもほどがある」
vs
「道具に徹せば、望まない使われ方しても文句を言えない。今は錦玉が所有者でも、その次は不透明」「人間じゃないと約束・宣言の履行が永遠に進まない」
→結論、必要なことなら、人間の真似事でも良いからやるべきだ。それが幸せにあたることでも、例外的に容認されるはずだ。
4.自分本位、自己満足のためではないと示す理由付けが必要。
これは償いじゃない。僕の幸せのためでもない。"前の子"のやり残しがたまたま必要なことと噛み合っていただけ。祝さんに相談を切り出す最後の一押しは偶然の一致から。
間違っても私情を混ぜることの無いよう、祝さん、"あび"の面々の順に意見を求めた。
メタ的には必要だから夜間学校を志したわけではない、これがとびきり重要で、他人の思惑を受けることなく、自分の人生の通過点を自分の意思だけで選択する、人間として当たり前な経験を得ないと、二度と人間としての幸せを得る最初で最後のチャンスを永遠に失うことになる。本人はそこまで明文化しないけど、順序を違えた途端何かが不可逆な潰え方をする予感はあるので、履き違えないように意識してます。
実際、夜間学校通うって決めてからは、選択して実行出来てること自体を実績として縋ってるし。
〇〇伺い書作成して、課内決裁(自分)、役員決裁(祝さん及び"あび")までもらってからようやく〇〇行為書を作成、申請! みたいなことが日夜起きているんですね。
グダグダうじうじしてるように見えてそうで私は気掛かりなんだけど、底なし沼に足が沈み切る前に一歩進ませようとはしているのです、この機会に言い訳させてくれ!!!!!
③祝さんの言う“奉弥を裏社会に引き戻した責任”
本編の通り、雲平は祝さんが抱く責任の念について「どの道こうなった」と庇いたい気持ちがある。
だけど本編後幾つか継続もしてた中で、「それは、僕が嫌なことだな」って思い当たって。罪でも責任でも、抱えてきたものを後から庇われたり取り上げられるのは、過程にあった痛みを無駄なことだと軽んじるみたいじゃないか?
「僕の仕事のせいで祝や錦玉、荒城父子が罪を負うている。罪も痛みも僕に流せば良いのに。人間社会様なら許す(手を緩める)だろうに」と思うけど、彼らはそんなことしないとも思う。だったら、呪詛の掃溜めとして待つんじゃなくて、自分が発端で彼らが選択決定して抱えたものをどう見るかに目線をシフトさせるべきではないか?
そんなこんなで、まずは正面から明かしてくれた祝さんが感じてる責任に対して、どのように受け止め向き合うか考える時が来てるのかもしれませんね。
良い変化として、継続の中で「『どうあっても生きてしまえる』のが身勝手100%なのではなく、“生き残る"本能が生物として自分にも備わっている結果だった」と幾分か呵責が和らぐ余地が生じました。そういうの増やして、生きるコンディションを整えたいですね。見えるもの、増やすためにも。
メモ用紙
“友達”という不安定なのに大事な関係性を理解出来ず、調べるほど違和感を増していた。
“友達”について、無意識に『日向の人間の繋がり方』に区分してたことを自覚してからチトセくんの答えを聞けたのは良かった。
◆関係の区分の定義付け
“仲間”=同じ目的をもって取り組み達成しようとする繋がり
“友達”=目的に依らず、一緒に楽しいことをする繋がり
“友達・改”=一般の“友達”に納まらない“あび”独自の繋がり。“仲間”と“友達”の掛け持ち状態を示すのにも使える
※関係に名前は必須ではないらしい
→そう言ってもらったものの、雲平が説明がつかないことに不安を覚えてしまうため、“友達・改”を適用した
ただし“仲間”も“友達”も重複して良いものである
(※)償い、幸せ
大前提:KP・PL及びPC・NPCたちからの"償い""幸せ"といったワードは雲平の背景を理解した上でのものなので別枠だと思ってください!!
配慮してほしい、って目的で書き添えてるんじゃなくて、そういうシーンがあるとRPに時間かかったり、本心と相反した言動をして意図せぬ誤解、傷つけを招くこと危惧しているので、事前弁明です。
雲平が自分自身を許せないことも一因ですが、「償えるわけもないのに償いを求められること、償いを理由に人間社会に搾取されること」「(道徳の授業的な意味での)人は幸せになるために生まれて来た、幸せになって良いと言った無責任な幸福論」をものすごく憎んでて、それだけに特定のワードに対して処理が大きくなります。
奉弥としても雲平としても、自分が罪業の行き止まりであることを認識し、呪詛の掃溜りになるのを受け入れているわけですが、その根幹は【自分の幸せも未来も何もかもを奪った犯人が自分である=誰も埋め合わせしないし復讐相手は自分自身】ってどん詰まりにある現実なんです。
他の人に憎まれ呪われ侮蔑され死んでも貶められることは仕方ないこと、覚悟していることとは言え、「だからって自分自身を許してない僕からも僕を殺す権利を奪ってくれるな」とすら過ることがある。HO秋として言い方すごい身勝手なんですけど、「被害者として、加害者として、その両方に挟まれてる自分の3種の感情が壺の中でぐちゃぐちゃに混ざって腐敗して可燃ガス発生してるから、着火したら爆発しそう」って表現がしっくりくる。マジで地雷原パンジャンドラムになっててすまない自陣。
故に、脳内面談で見た限り、以下のようなシチュがあると時間がかかったり暴走する可能性があります……。
・自分自身のクローンと対峙する(大祓の比じゃないくらい痛めつけて殺したいし蓋がぶっ飛んで感情も呪詛も爆発しそう)
・宗教家などの説法で"幸福"を説かれたり"罪と罰"を語られる(こっそり出てトイレで吐くし暴力衝動衝動と戦うハメになる)
・テレビニュースでコメンテーターたちが一方的に誰かを糾弾している/悲劇や苦悩を消費するような内容を逃げ場無く見せられる(ひたすら自分に蓋する圧を強めて耐えるし表に出さないように努めるが、予後が極めて悪そう)
畳む
#四季送り #思考整理
四季送り げんみ❌
これは通過直後には考えていたように思うのだけど、雲平が殺される以外の死に方するなら、自己免疫疾患による合併症だろうなって。
自分自身を呪い、許さない。本編までは蓋して知覚しにくかった罪悪感も、今じゃ蓋がべこべこで馬鹿になってるからね。
傷の治りが悪いとか、そういうのは既に起きててもおかしくないなって。体調管理は常々努めているけど限界はあるし、そんなこんなで自分の免疫細胞が健全な細胞を攻撃するようになるとか。うん、ありそう。
ありそうだけど、祝さんひとりぼっちになるからならないでね。医療費も大変だし、合併症や投薬の影響によっては私生活に大きな支障があるからね!
さて、そんな雲平ですが、「僕には何も出来ないけれど、出来ないからって何もしないのはしたくない」「何も出来なくたって、何かしたい」が強いと感じる今日この頃。焦りとも言う。
先日のSSだって、錦玉さんの命令にこじつけをしてでも何かしたかったわけで。けど、大抵は命令の裏の気遣いに甘えるのかな……。
“何かをし続ける”、心の麻酔を兼ねているけれど、過剰にならないように無意識に模索、調整かけてるのだと思います。頑張ろう。畳む
#四季送り
これは通過直後には考えていたように思うのだけど、雲平が殺される以外の死に方するなら、自己免疫疾患による合併症だろうなって。
自分自身を呪い、許さない。本編までは蓋して知覚しにくかった罪悪感も、今じゃ蓋がべこべこで馬鹿になってるからね。
傷の治りが悪いとか、そういうのは既に起きててもおかしくないなって。体調管理は常々努めているけど限界はあるし、そんなこんなで自分の免疫細胞が健全な細胞を攻撃するようになるとか。うん、ありそう。
ありそうだけど、祝さんひとりぼっちになるからならないでね。医療費も大変だし、合併症や投薬の影響によっては私生活に大きな支障があるからね!
さて、そんな雲平ですが、「僕には何も出来ないけれど、出来ないからって何もしないのはしたくない」「何も出来なくたって、何かしたい」が強いと感じる今日この頃。焦りとも言う。
先日のSSだって、錦玉さんの命令にこじつけをしてでも何かしたかったわけで。けど、大抵は命令の裏の気遣いに甘えるのかな……。
“何かをし続ける”、心の麻酔を兼ねているけれど、過剰にならないように無意識に模索、調整かけてるのだと思います。頑張ろう。畳む
#四季送り
四季送り げんみ✖
昨晩寝付けなかったので考えていた話。
真夏の錦玉さんに差し入れしたいだけのSS。
※本当にこれで美味しく作れるかはわかりません! 試作したいけど無花果出回るのってリアルタイムまだまだ先でしてorz
◆
蝉の鳴き声が暑さを運ぶ昼下がり。
錦玉との入れ替わりで休憩に入ろうとバックヤードに向かえば、アイスバーを咥えて扇風機に当たる錦玉が居た。
バックヤードにも最低限の空調は入っているのだが、キンキンに冷えているわけじゃない。一見涼し気な光景をとっても、前髪が額に張り付いてたり、耳後ろからほつれて垂れている髪が細いひと房となっているのが昨今の猛暑っぷりを物語っている。夏の温度と一緒に光熱水費も上がってしまうの……あ、これが比例の関係か。何とかならないのだろうか。
「錦玉。休憩、延長?」
僕は構わない。そう訊ねてみたのだが、「いえ。これ食べたら行きます」と断られた。
「雲平さんも休憩は必要でしょう」
「問題無い。時間、有効活用。錦玉の休憩のが良い」
「夜、学校あるんですよね?」
「……ん」
そう言われてしまえば、反論が難しくなる。
夜間学校はとても疲れてしまう。帰宅して、なんとかシャワーして、ご飯も食べずにソファで寝てしまったこともあった。まだ慣れてないのかもね――なんて話をついこの間、皆と祝たちとで話題にされたばかりだったから、余計に言い返せない。
そういえば、帰宅後のご飯について『学校で夕食食べてるんですよね?』と錦玉に確認されたんだったな……。何故か呆れられているように感じて不思議に思っていたから、覚えている。
「昼寝くらい、今のうちにしておいては?」
「んー……」
反論を思い付けずに呻くうちに、いつの間にか、錦玉の手には丸裸の木の平棒だけが残っていた。立ち上がる際に前髪の隙間から覗いた目元は、暑さやられだけじゃない疲れ、或いは軽度の不調が見て取れる。
「体調、悪い?」
「そんなことは……ああ、もしかしたら軽い貧血はあるかもしれませんね」
「ひんけつ、……怪我した!?」
驚いて錦玉を見れば、手の動きでストップをかけられる。
「怪我じゃないです。気にしなくて良いことですよ」
「怪我じゃないけど、血が足りない? 血は大事、減りすぎ危険。無理しない」
「軽度ですし、本当に問題ありませんから。"雲平さんは休憩をしていてください"」
それじゃ、と半ば強引に話は終了させられて、錦玉はホールへ戻っていく。
閉まったドアを眺めて、僕は困っていた。
休憩しろ、と命令されても、休憩していられる状態――気分? じゃない。
「休憩、……体力回復。気力回復? 気分転換?」
いくつかの解釈と案を並べてみる。時間を無駄にせず、だけど休憩も満たせる方法。
「気分転換に、お腹を満たせて、体調も良くなるのを作る」
そうすれば休憩と時間の活用と良いことと、3点満たせるのではないだろうか。
思いついたなら、早速。
「旬の果物、身体に良い。無花果。あと、飲む点滴――」
あとは豆乳も。これらは女性の身体にも良いものだと、料理番組や朝のワイドショーのコーナーでも耳にはした。いそふらぼん、だっけ。柘榴の方が良かったかもしれないが、農園には無いので仕方ない。
裏庭に出て、農園近くの無花果を選ぶ。旬のもの、かつ、ほどよい大きさのものを収穫する。
バックヤードの調理台まで持って行って軽く洗うと、今度は冷蔵庫から豆乳と甘酒を拝借。
「(ぶっつけ本番。早速作ってみよう)」
調理器具も揃えて、いざ。
まずは収穫して洗った無花果の上部1/3あたりを水平に切り取る。ぱかっと外すのを真横から見れば、器のように見えるだろう。事実、断面にスプーンを立てて、中身をくりぬけば無花果の皮部分を器にした小鉢に見えてくるだろう。
くりぬいた果肉の一部は別にして、白味噌と練り混ぜる。ぷちぷちとした種の食感が少し残るだろうが、これがあとで食感の変化として機能すれば良い。残りは食べやすい大きさにダイスカットしておく。
無花果と白味噌は一度冷蔵庫に入れて冷やしておくとして、次は豆乳と甘酒だ。
小鍋に豆乳と甘酒を入れて火にかける。沸騰直前で火を止めたら、ふやかした粉ゼラチンを加えてよく溶かす。氷水を張ったボウルに鍋底を浸けて混ぜながら粗熱を取ったら、冷やした無花果の小鉢を冷蔵庫から取り出す。そっと小鉢の中に甘酒豆乳を注ぎ入れて、泡があれば竹串で潰して綺麗に均しておく。
そっと小鉢を冷蔵庫に入れて、固まった頃、小鉢と果肉と白味噌、全部取り出す。
固まった甘酒豆乳の上にダイスカットした無花果の果肉をのせ、白味噌をソースとしてかけてやる。
あとはお好みで細かく砕いたナッツ、ドライマンゴー、千切ったハーブをトッピングしても良いと思う。今回は休憩時間に納めたいから、希望者がいてもセルフサービスにさせてもらう。
良い感じに盛り付けできたら、最後に無花果のヘタを蓋に見立てて飾って、完成だ。
「……ん。口にあえば良い」
緊張する。祝のようにはお菓子作り上手に出来ないし。数は全員試食が出来るくらいには用意出来たのだが、ちゃんと皆の口にあうだろうか。特に錦玉。祝は喜んで食べてくれると自信があるのだが、錦玉の好み、全部はわからないから。もう少し大人っぽい味付けのが良かったりするだろうか。
そのあたりは、"出してからのお楽しみ"、かな。
――さて、その錦玉へもう一品何かを作るとしたら。お酒のおつまみなら自信がある。
「無花果と生ハム。クリームチーズ。あと、梨のスープデザート? クコの実乗せたのも良い?」
料理とは、その瞬間には心を満たすものだ。時間を経れば食べた者の身体を癒し作り上げていく。
食事中のお客さんの笑顔が好きだと言った祝の笑顔を、僕が作れたらどんなに嬉しいだろう。
錦玉が驚き食べてくれるとしたら、どんなポイントからだろう。
祝は、『お客さんが喜んでくれると、料理人冥利につきるよね』って言っていた。"あび"の日向の仕事、好きだって。
「(僕が作ったのも、錦玉たちの美味しいだったら良いな)」
ここまで考えたところで、スマホにセットしておいたアラームが鳴る。もう少しで休憩時間が終わる。
もう一品はまたの機会に。まずは、このデザートを届けるとしよう。
「休憩してきた。祝、錦玉。これ食べて」
◆
杏仁さんやチトセ君、子どもたちの分もあるよ! 外出中を想定して書いたから、店に戻って来たら冷蔵庫にあるよって声掛けようね。
◆
無花果の甘酒豆乳ムース
①粉ゼラチン5gに水大匙1を加えてふやかしておく
②形状にもよるが、無花果の上部1/3くらいで横に切る。スプーンで縁取りして中身をくり抜く
③くり抜いた無花果を食べやすく切ったら、少量を白味噌に加えてよく練り伸ばす。②の器部分、無花果、練り白味噌を冷蔵庫で冷やしておく
④豆乳200ml、甘酒200mlを合わせて加熱する。沸騰直前に火を止め、①を加えて溶かす
⑤冷やしておいた②の無花果の器に④を流し入れて、再び冷蔵庫で冷やし固める
⑥⑤が固まったら、③のカット無花果をムースの上にのせ、練り白味噌をかける。好みで微塵切りしたドライマンゴー、千切ったハーブを添えるなどして、無花果の蓋をのせたら完成
無花果 いくつか
豆乳 200ml
甘酒 200ml
粉ゼラチン 5g
水 大匙1
白味噌 適量畳む
#四季送り #SS
昨晩寝付けなかったので考えていた話。
真夏の錦玉さんに差し入れしたいだけのSS。
※本当にこれで美味しく作れるかはわかりません! 試作したいけど無花果出回るのってリアルタイムまだまだ先でしてorz
◆
蝉の鳴き声が暑さを運ぶ昼下がり。
錦玉との入れ替わりで休憩に入ろうとバックヤードに向かえば、アイスバーを咥えて扇風機に当たる錦玉が居た。
バックヤードにも最低限の空調は入っているのだが、キンキンに冷えているわけじゃない。一見涼し気な光景をとっても、前髪が額に張り付いてたり、耳後ろからほつれて垂れている髪が細いひと房となっているのが昨今の猛暑っぷりを物語っている。夏の温度と一緒に光熱水費も上がってしまうの……あ、これが比例の関係か。何とかならないのだろうか。
「錦玉。休憩、延長?」
僕は構わない。そう訊ねてみたのだが、「いえ。これ食べたら行きます」と断られた。
「雲平さんも休憩は必要でしょう」
「問題無い。時間、有効活用。錦玉の休憩のが良い」
「夜、学校あるんですよね?」
「……ん」
そう言われてしまえば、反論が難しくなる。
夜間学校はとても疲れてしまう。帰宅して、なんとかシャワーして、ご飯も食べずにソファで寝てしまったこともあった。まだ慣れてないのかもね――なんて話をついこの間、皆と祝たちとで話題にされたばかりだったから、余計に言い返せない。
そういえば、帰宅後のご飯について『学校で夕食食べてるんですよね?』と錦玉に確認されたんだったな……。何故か呆れられているように感じて不思議に思っていたから、覚えている。
「昼寝くらい、今のうちにしておいては?」
「んー……」
反論を思い付けずに呻くうちに、いつの間にか、錦玉の手には丸裸の木の平棒だけが残っていた。立ち上がる際に前髪の隙間から覗いた目元は、暑さやられだけじゃない疲れ、或いは軽度の不調が見て取れる。
「体調、悪い?」
「そんなことは……ああ、もしかしたら軽い貧血はあるかもしれませんね」
「ひんけつ、……怪我した!?」
驚いて錦玉を見れば、手の動きでストップをかけられる。
「怪我じゃないです。気にしなくて良いことですよ」
「怪我じゃないけど、血が足りない? 血は大事、減りすぎ危険。無理しない」
「軽度ですし、本当に問題ありませんから。"雲平さんは休憩をしていてください"」
それじゃ、と半ば強引に話は終了させられて、錦玉はホールへ戻っていく。
閉まったドアを眺めて、僕は困っていた。
休憩しろ、と命令されても、休憩していられる状態――気分? じゃない。
「休憩、……体力回復。気力回復? 気分転換?」
いくつかの解釈と案を並べてみる。時間を無駄にせず、だけど休憩も満たせる方法。
「気分転換に、お腹を満たせて、体調も良くなるのを作る」
そうすれば休憩と時間の活用と良いことと、3点満たせるのではないだろうか。
思いついたなら、早速。
「旬の果物、身体に良い。無花果。あと、飲む点滴――」
あとは豆乳も。これらは女性の身体にも良いものだと、料理番組や朝のワイドショーのコーナーでも耳にはした。いそふらぼん、だっけ。柘榴の方が良かったかもしれないが、農園には無いので仕方ない。
裏庭に出て、農園近くの無花果を選ぶ。旬のもの、かつ、ほどよい大きさのものを収穫する。
バックヤードの調理台まで持って行って軽く洗うと、今度は冷蔵庫から豆乳と甘酒を拝借。
「(ぶっつけ本番。早速作ってみよう)」
調理器具も揃えて、いざ。
まずは収穫して洗った無花果の上部1/3あたりを水平に切り取る。ぱかっと外すのを真横から見れば、器のように見えるだろう。事実、断面にスプーンを立てて、中身をくりぬけば無花果の皮部分を器にした小鉢に見えてくるだろう。
くりぬいた果肉の一部は別にして、白味噌と練り混ぜる。ぷちぷちとした種の食感が少し残るだろうが、これがあとで食感の変化として機能すれば良い。残りは食べやすい大きさにダイスカットしておく。
無花果と白味噌は一度冷蔵庫に入れて冷やしておくとして、次は豆乳と甘酒だ。
小鍋に豆乳と甘酒を入れて火にかける。沸騰直前で火を止めたら、ふやかした粉ゼラチンを加えてよく溶かす。氷水を張ったボウルに鍋底を浸けて混ぜながら粗熱を取ったら、冷やした無花果の小鉢を冷蔵庫から取り出す。そっと小鉢の中に甘酒豆乳を注ぎ入れて、泡があれば竹串で潰して綺麗に均しておく。
そっと小鉢を冷蔵庫に入れて、固まった頃、小鉢と果肉と白味噌、全部取り出す。
固まった甘酒豆乳の上にダイスカットした無花果の果肉をのせ、白味噌をソースとしてかけてやる。
あとはお好みで細かく砕いたナッツ、ドライマンゴー、千切ったハーブをトッピングしても良いと思う。今回は休憩時間に納めたいから、希望者がいてもセルフサービスにさせてもらう。
良い感じに盛り付けできたら、最後に無花果のヘタを蓋に見立てて飾って、完成だ。
「……ん。口にあえば良い」
緊張する。祝のようにはお菓子作り上手に出来ないし。数は全員試食が出来るくらいには用意出来たのだが、ちゃんと皆の口にあうだろうか。特に錦玉。祝は喜んで食べてくれると自信があるのだが、錦玉の好み、全部はわからないから。もう少し大人っぽい味付けのが良かったりするだろうか。
そのあたりは、"出してからのお楽しみ"、かな。
――さて、その錦玉へもう一品何かを作るとしたら。お酒のおつまみなら自信がある。
「無花果と生ハム。クリームチーズ。あと、梨のスープデザート? クコの実乗せたのも良い?」
料理とは、その瞬間には心を満たすものだ。時間を経れば食べた者の身体を癒し作り上げていく。
食事中のお客さんの笑顔が好きだと言った祝の笑顔を、僕が作れたらどんなに嬉しいだろう。
錦玉が驚き食べてくれるとしたら、どんなポイントからだろう。
祝は、『お客さんが喜んでくれると、料理人冥利につきるよね』って言っていた。"あび"の日向の仕事、好きだって。
「(僕が作ったのも、錦玉たちの美味しいだったら良いな)」
ここまで考えたところで、スマホにセットしておいたアラームが鳴る。もう少しで休憩時間が終わる。
もう一品はまたの機会に。まずは、このデザートを届けるとしよう。
「休憩してきた。祝、錦玉。これ食べて」
◆
杏仁さんやチトセ君、子どもたちの分もあるよ! 外出中を想定して書いたから、店に戻って来たら冷蔵庫にあるよって声掛けようね。
◆
無花果の甘酒豆乳ムース
①粉ゼラチン5gに水大匙1を加えてふやかしておく
②形状にもよるが、無花果の上部1/3くらいで横に切る。スプーンで縁取りして中身をくり抜く
③くり抜いた無花果を食べやすく切ったら、少量を白味噌に加えてよく練り伸ばす。②の器部分、無花果、練り白味噌を冷蔵庫で冷やしておく
④豆乳200ml、甘酒200mlを合わせて加熱する。沸騰直前に火を止め、①を加えて溶かす
⑤冷やしておいた②の無花果の器に④を流し入れて、再び冷蔵庫で冷やし固める
⑥⑤が固まったら、③のカット無花果をムースの上にのせ、練り白味噌をかける。好みで微塵切りしたドライマンゴー、千切ったハーブを添えるなどして、無花果の蓋をのせたら完成
無花果 いくつか
豆乳 200ml
甘酒 200ml
粉ゼラチン 5g
水 大匙1
白味噌 適量畳む
#四季送り #SS
四季送り壁打ち、自己消化するためなので許してくれ。だってここ以外だともっと鬱陶しくなるじゃん! 自分しか見れないディスコチャンネルの方には、検索したらすぐ出てくるようにある程度整理されたメモを残すようにしたいしさ。
こっちは自探索者語りメインだが思考整理が目的なんじゃぁ……。
私は一体誰に向けて弁明してるんだ? まあいつか、自陣の目に触れることがあれば生暖かい目で見てやっておくれ、その頃には見通し経ってるといいなー!
#四季送り
こっちは自探索者語りメインだが思考整理が目的なんじゃぁ……。
私は一体誰に向けて弁明してるんだ? まあいつか、自陣の目に触れることがあれば生暖かい目で見てやっておくれ、その頃には見通し経ってるといいなー!
#四季送り
四季送り げんみ❌
ちっくしょう光が見えたんじゃなかったのかよ、でもそりゃそうだわな!!
自己消滅願望が挫かれたところで、諸々の苦悩は解決せんもんな! ご健在!!
荒ぶりました、ゴメンナサイ。
いやさ、雲平の発作はいつものこととして、大虐殺したときのがフラッシュバックしたっぽくて不安定になってて。トラウマだもんなー、HO秋が確定で通る道。トラウマじゃないって秋居るかもだけど、精神ショック由来で記憶喪失してるんなら、殺した荒城一家生きてたこと、大量虐殺と共にトラウマだろうよ。むしろこの事件がHO秋が人殺しの天才として完全覚醒するってパターンもあると思うし。
雲平はね、人殺しの天才であることは間違いないんです。コンセプトは『才能があっても適性は無かった』なので。でもこれ、秘匿に矛盾してないと思うよ。適性の無さを押し殺してでもやり遂げて生還しちゃうから天才なのよ。
サバイバーズギルドはあると思うよ、私はHO秋を少年兵だと思ってるし。
「死ねない、死を受け入れたら殺してきた命無駄だと烙印押すことになる(死ねなかった分だけ死ねなくなる悪循環)」
あたりもそうだし。
いやほんと、もうちょい自分本位になれるくらいなキャラクターなら良かったんだけど! うーっ。ここは私自身にも責任があり。
錦玉さんに「人を殺した分だけ人を助けて、不幸にした分幸せにして、難しいからこそ償いになる」と本編で言われてるの、実は未だ実行するとは言ってないからね。「考える」、なのよ。
そんなのじゃ償いにならないと思ってるから。雲平自身が雲平を許してない。心底憎んでる。
【存在消滅でしか償えない】が挫かれて、死ぬこともできず、死ぬくらいじゃ許されず、「こんな想いをしてまで生きていなきゃいけないのか」と苦しむことすら身勝手で、待ってくれ結局どん詰まり。
最悪なのが、昨日はヨスガが存在しなければ全部解決したって書いたけど、そんな事なかった。ヨスガが居ないと閻魔は魔女狩りを生き延びてないし、そうなりゃ杏仁さんの素体になったコインロッカーベイビーも凍死してしまうんです。
ここまで考えが及んだ瞬間の雲平の絶望と諦観が深すぎて、「もういい。つかれた」と呟いたのが頭から離れない。その後しばらく見知らぬHO秋の伏せを探し回ったからな……落とし所探しn回目。
故に、どんなに雲平にとってどん詰まりでも、「祝が笑えて生きている今が一番マシ」なんだよね。ほんと何なんだこの世界、人間社会の仕組みは。こんなだから雲平は人間社会を呪って止まないry
とにかく、今後お祭りに行く際はトラウマと幻聴と蓋に要注意。本編エンディング中時点でわかっちゃいたが、やっぱ難しいのだわ。
道具と人間、両方の在り方を綱渡りのようにして生きているけど、錦玉さんのスタンス本当にありがたい。
・幸せになれとは迫らない
・雲平の所有者(飼い主)として振る舞える
・雲平がおかしくなったら殺してでも止める
・上記のことを踏まえても、仲間として“あび”に留まらせる(人間としても扱うってことよね!?)
・中の人解説によると『 雲平の心について、快楽と苦痛は自分が与えるものだし、自分以外に壊されないでほしい』『雲平が死ぬときは自分か仲間の一撃で散ってもらいたいし逆もしかり』
雲平思考なら、所有権委ねて良かったと、心から思えるのよ。
……あ、ここ振り返るだけでも波が落ち着いてきたかもしれない。どこで落ち着いたのか掴みきれなかったけど。
しっかし、快楽と苦痛かぁ。快楽のほうは肉体面で躾けられてるもんね。一方雲平の感覚としては肉欲に溺れてるとかじゃなくて、精神的な快楽要素が強い印象。
雲平の観点ではだけど、一番無防備でどうにでもされ得るリスクしかない状態の自分を晒して、触れて、確かめ合うことなので。錦玉さんの意図したことじゃなかったとは思うけどね!!
信用を証明して、大丈夫を確かめて、叶うことなら錦玉さんにとっても何か満たされるようなことにしたい。寂しいも痛いも苦しいも冷たいも、嫌だから。自分が嫌で相手も好まないことならば、そんなの無いようにしたいじゃないか。身体だけ満たそうとしたら、胸の辺りがカサカサしてぽっかり冷たくなってしまう。
“生きるために食べる”、そうして人間質から身体を満たし育んでくれたのが祝さんなら。
“生きるのに必要無いけど触れ合う”快楽と痛みを介し、崩れそうな心に当て板してくれてるのが錦玉さん……?
何というか、彼女も雲平の精神の拠り所、鞘になってるからさ。自分の身の置き所が分からなくなった瞬間の雲平の動じ方を見ても、祝さんに次いで錦玉さんだって雲平にとっての致命点ですよ。
畳む
#四季送り #思考整理
ちっくしょう光が見えたんじゃなかったのかよ、でもそりゃそうだわな!!
自己消滅願望が挫かれたところで、諸々の苦悩は解決せんもんな! ご健在!!
荒ぶりました、ゴメンナサイ。
いやさ、雲平の発作はいつものこととして、大虐殺したときのがフラッシュバックしたっぽくて不安定になってて。トラウマだもんなー、HO秋が確定で通る道。トラウマじゃないって秋居るかもだけど、精神ショック由来で記憶喪失してるんなら、殺した荒城一家生きてたこと、大量虐殺と共にトラウマだろうよ。むしろこの事件がHO秋が人殺しの天才として完全覚醒するってパターンもあると思うし。
雲平はね、人殺しの天才であることは間違いないんです。コンセプトは『才能があっても適性は無かった』なので。でもこれ、秘匿に矛盾してないと思うよ。適性の無さを押し殺してでもやり遂げて生還しちゃうから天才なのよ。
サバイバーズギルドはあると思うよ、私はHO秋を少年兵だと思ってるし。
「死ねない、死を受け入れたら殺してきた命無駄だと烙印押すことになる(死ねなかった分だけ死ねなくなる悪循環)」
あたりもそうだし。
いやほんと、もうちょい自分本位になれるくらいなキャラクターなら良かったんだけど! うーっ。ここは私自身にも責任があり。
錦玉さんに「人を殺した分だけ人を助けて、不幸にした分幸せにして、難しいからこそ償いになる」と本編で言われてるの、実は未だ実行するとは言ってないからね。「考える」、なのよ。
そんなのじゃ償いにならないと思ってるから。雲平自身が雲平を許してない。心底憎んでる。
【存在消滅でしか償えない】が挫かれて、死ぬこともできず、死ぬくらいじゃ許されず、「こんな想いをしてまで生きていなきゃいけないのか」と苦しむことすら身勝手で、待ってくれ結局どん詰まり。
最悪なのが、昨日はヨスガが存在しなければ全部解決したって書いたけど、そんな事なかった。ヨスガが居ないと閻魔は魔女狩りを生き延びてないし、そうなりゃ杏仁さんの素体になったコインロッカーベイビーも凍死してしまうんです。
ここまで考えが及んだ瞬間の雲平の絶望と諦観が深すぎて、「もういい。つかれた」と呟いたのが頭から離れない。その後しばらく見知らぬHO秋の伏せを探し回ったからな……落とし所探しn回目。
故に、どんなに雲平にとってどん詰まりでも、「祝が笑えて生きている今が一番マシ」なんだよね。
とにかく、今後お祭りに行く際はトラウマと幻聴と蓋に要注意。本編エンディング中時点でわかっちゃいたが、やっぱ難しいのだわ。
道具と人間、両方の在り方を綱渡りのようにして生きているけど、錦玉さんのスタンス本当にありがたい。
・幸せになれとは迫らない
・雲平の所有者(飼い主)として振る舞える
・雲平がおかしくなったら殺してでも止める
・上記のことを踏まえても、仲間として“あび”に留まらせる(人間としても扱うってことよね!?)
・中の人解説によると『 雲平の心について、快楽と苦痛は自分が与えるものだし、自分以外に壊されないでほしい』『雲平が死ぬときは自分か仲間の一撃で散ってもらいたいし逆もしかり』
雲平思考なら、所有権委ねて良かったと、心から思えるのよ。
……あ、ここ振り返るだけでも波が落ち着いてきたかもしれない。どこで落ち着いたのか掴みきれなかったけど。
しっかし、快楽と苦痛かぁ。快楽のほうは肉体面で躾けられてるもんね。一方雲平の感覚としては肉欲に溺れてるとかじゃなくて、精神的な快楽要素が強い印象。
雲平の観点ではだけど、一番無防備でどうにでもされ得るリスクしかない状態の自分を晒して、触れて、確かめ合うことなので。錦玉さんの意図したことじゃなかったとは思うけどね!!
信用を証明して、大丈夫を確かめて、叶うことなら錦玉さんにとっても何か満たされるようなことにしたい。寂しいも痛いも苦しいも冷たいも、嫌だから。自分が嫌で相手も好まないことならば、そんなの無いようにしたいじゃないか。身体だけ満たそうとしたら、胸の辺りがカサカサしてぽっかり冷たくなってしまう。
“生きるために食べる”、そうして人間質から身体を満たし育んでくれたのが祝さんなら。
“生きるのに必要無いけど触れ合う”快楽と痛みを介し、崩れそうな心に当て板してくれてるのが錦玉さん……?
何というか、彼女も雲平の精神の拠り所、鞘になってるからさ。自分の身の置き所が分からなくなった瞬間の雲平の動じ方を見ても、祝さんに次いで錦玉さんだって雲平にとっての致命点ですよ。
畳む
#四季送り #思考整理
四季送り げんみ❌
やっと!!!
やっと長きに渡る苦悩に光が……!!
【代役の無い自分の存在の削除】を選ばない可能性を握ったぞー!! わー!!!!! はあ(息切れ
本編で祝さんに「きっと殺し屋なんてものに詞が狙われた以上は『雲平じゃなくたってきっとこの結末は変わらなかった』」と言われていたのがね、ここで効果を発揮したと言いますか。
雲平が存在しなくても、ヨスガが詞さんにアガチ適性があることを知っている以上、必ず彼は死ぬ。代役不在の存在消滅が叶った世界において、祝さんはたったひとりで仇を探し続ける内、ヨスガの暇潰しに消費されて死んでいたかもしれない。
だからこれが唯一、“自分が発生しなければ”を挫ける因果。その結果、数多の犠牲者、癒えない傷を生み出したのだとしても、祝さんが独り日陰に呑まれるルートなんて、祝さんに出会い愛された自分には到底願えない。
ならばと言わんばかりに呪いの矛先が祝さんに向けられたとしても、本編中と同じに雲平は「祝に責任は無い」と矢面に立つのでしょう。
それに、詞さんから「雲平までいなくなったら祝が衰弱死しそう」「祝を頼む」と言われてる。梟木夫婦からは「大切な人の手は離すな」。
最初から自分が存在しなければもしかしたら祝さんは詞さんと、と思っていたのが、ヨスガが存在する限り詞さんは確定で死ぬことになると気付けば、そりゃ自分が消えるわけにはいかないし、祝さんのためなら存在を維持するかなぁって。
勿論、詞さんの死が不可避でも、自分が存在せず祝さんがひとり日陰に沈むルートなら、彼以外の人たちは別の結果になったかもしれない。だからってそうなる世界を選ぶなんてしたくない。ひとりないし少数の犠牲で多数の可能性を得る、そんな世界の在り方を肯定する行為だからね。
だからと言って仕事した人たちのことを生贄扱いしたくない。依頼を受けて自分が仕事した相手、その認識は変えてはいけない。なので、殺しに来るなら(抗うけど)殺しに来たら良い。呪うなら呪えば良い。雲平の、人間社会などへの憎悪は健在なのでね。
それにしても、ようやく祝さんと詞さんの2人からの“旧い印”を贈られている事実を後ろめたさ無く抱き留められた気がする。ふたりから、生まれ変わるのを望まれたってことを、どこか叶えなければって義務のようなニュアンスに変質していたからさ。根底に、『自分が存在している現状が間違いだ』と認識してるのがあったんだろうね。
【存在自体が過ちだ】、これは変わらない。でも、消滅すれば解決するわけじゃなかった。むしろ思いつく限りでの最悪に辿り着いてしまう。
だから、消滅を選ばずに、祝さんと詞さんが雲平を環の中に招き入れてくれたことをストッパー無しに抱き締めよう。詞さんからも雲平を「義弟ができて嬉しかった」と身内に数えてくれた喜びを、保護袋から取り出して抱きしめてみてさ。畳む
#四季送り #思考整理
やっと!!!
やっと長きに渡る苦悩に光が……!!
【代役の無い自分の存在の削除】を選ばない可能性を握ったぞー!! わー!!!!! はあ(息切れ
本編で祝さんに「きっと殺し屋なんてものに詞が狙われた以上は『雲平じゃなくたってきっとこの結末は変わらなかった』」と言われていたのがね、ここで効果を発揮したと言いますか。
雲平が存在しなくても、ヨスガが詞さんにアガチ適性があることを知っている以上、必ず彼は死ぬ。代役不在の存在消滅が叶った世界において、祝さんはたったひとりで仇を探し続ける内、ヨスガの暇潰しに消費されて死んでいたかもしれない。
だからこれが唯一、“自分が発生しなければ”を挫ける因果。その結果、数多の犠牲者、癒えない傷を生み出したのだとしても、祝さんが独り日陰に呑まれるルートなんて、祝さんに出会い愛された自分には到底願えない。
ならばと言わんばかりに呪いの矛先が祝さんに向けられたとしても、本編中と同じに雲平は「祝に責任は無い」と矢面に立つのでしょう。
それに、詞さんから「雲平までいなくなったら祝が衰弱死しそう」「祝を頼む」と言われてる。梟木夫婦からは「大切な人の手は離すな」。
最初から自分が存在しなければもしかしたら祝さんは詞さんと、と思っていたのが、ヨスガが存在する限り詞さんは確定で死ぬことになると気付けば、そりゃ自分が消えるわけにはいかないし、祝さんのためなら存在を維持するかなぁって。
勿論、詞さんの死が不可避でも、自分が存在せず祝さんがひとり日陰に沈むルートなら、彼以外の人たちは別の結果になったかもしれない。だからってそうなる世界を選ぶなんてしたくない。ひとりないし少数の犠牲で多数の可能性を得る、そんな世界の在り方を肯定する行為だからね。
だからと言って仕事した人たちのことを生贄扱いしたくない。依頼を受けて自分が仕事した相手、その認識は変えてはいけない。なので、殺しに来るなら(抗うけど)殺しに来たら良い。呪うなら呪えば良い。雲平の、人間社会などへの憎悪は健在なのでね。
それにしても、ようやく祝さんと詞さんの2人からの“旧い印”を贈られている事実を後ろめたさ無く抱き留められた気がする。ふたりから、生まれ変わるのを望まれたってことを、どこか叶えなければって義務のようなニュアンスに変質していたからさ。根底に、『自分が存在している現状が間違いだ』と認識してるのがあったんだろうね。
【存在自体が過ちだ】、これは変わらない。でも、消滅すれば解決するわけじゃなかった。むしろ思いつく限りでの最悪に辿り着いてしまう。
だから、消滅を選ばずに、祝さんと詞さんが雲平を環の中に招き入れてくれたことをストッパー無しに抱き締めよう。詞さんからも雲平を「義弟ができて嬉しかった」と身内に数えてくれた喜びを、保護袋から取り出して抱きしめてみてさ。畳む
#四季送り #思考整理
四季送り げんみ❌
壁打ちですとも! 「面白い」について。
不意に、雲平に本当の意味で「面白い」で行動を選べる日が来たならそれが人間として大きな変動になるよねって。
本編最後の「面白そう」は皮肉だから、それが本来の意味での面白いになればなって(流石にあの場では訂正出来ないよせっかく良い雰囲気なのに!)。思い出しては「ごめん!!」と中の人がヘッドバンギング未遂する程度に後ろめたさがあるからこそ、静かに変わっていつか「実はあの時は」とカラッと笑いながら言えるくらいになったらと思ってます(´∩ω∩`)
自ら「友達・改」を納得いくかたちで定義出来たら……とも思うけどね、抱えてるもの故に難しい。それでも「かけがえのない仲間」だという確信は、これからも深めていける。深められる未来が感じられる。だからこっちも大事に育みたいな。
夜間学校は「やりたいこと」を選んだ。たまたまするべきことと一致したのを後押しに、って体だけど、それでも選んだことに間違いは無いのです。
次は、本当の今での「面白い」で選べるようになろう。必要なこと、求められてることとか後回しに。
畳む
そろそろ他探索者さん語りしたいけど、解像度に自信が無いぜ! 妄想だけはしてるんだよな……。
#四季送り
壁打ちですとも! 「面白い」について。
不意に、雲平に本当の意味で「面白い」で行動を選べる日が来たならそれが人間として大きな変動になるよねって。
本編最後の「面白そう」は皮肉だから、それが本来の意味での面白いになればなって(流石にあの場では訂正出来ないよせっかく良い雰囲気なのに!)。思い出しては「ごめん!!」と中の人がヘッドバンギング未遂する程度に後ろめたさがあるからこそ、静かに変わっていつか「実はあの時は」とカラッと笑いながら言えるくらいになったらと思ってます(´∩ω∩`)
自ら「友達・改」を納得いくかたちで定義出来たら……とも思うけどね、抱えてるもの故に難しい。それでも「かけがえのない仲間」だという確信は、これからも深めていける。深められる未来が感じられる。だからこっちも大事に育みたいな。
夜間学校は「やりたいこと」を選んだ。たまたまするべきことと一致したのを後押しに、って体だけど、それでも選んだことに間違いは無いのです。
次は、本当の今での「面白い」で選べるようになろう。必要なこと、求められてることとか後回しに。
畳む
そろそろ他探索者さん語りしたいけど、解像度に自信が無いぜ! 妄想だけはしてるんだよな……。
#四季送り
久々に昨日は2時まで起きてましたね。体感、やはり1時までには寝た方が良い(´∩ω∩`)微妙に眠い!
最近何故か朝方に一度は目が覚めるので、睡眠時間確保のためにも早寝かなぁ。やりたいことたんまりあるのにさぁ!
今日もお仕事頑張ろうねぇ。
#日常
最近何故か朝方に一度は目が覚めるので、睡眠時間確保のためにも早寝かなぁ。やりたいことたんまりあるのにさぁ!
今日もお仕事頑張ろうねぇ。
#日常
四季送り げんみ❌
まーた悪夢!
あとひとりいるはず。
血塗れのリビングを歩いてたら、廊下で気配がした。
足音を立てずに、速やかに。人の気配を追って廊下に出たところで、足首を掴まれた。
女の人が、最後の力で。
とっくに殺したと思ってた。この家には人がたくさん居たから、即死するような傷を与えるほど時間かけれなかった反省点はある。それでも、致命傷は与えたはずだった。
迷わず包丁を振り上げる。その人には、恨み言を言う力も残ってないようだった。
違う。
必死に、何かを守る目だ。自分はどうなっても。時々、仕事中にこんな目をする人はいる。結果は変わらないのに。
……そう、変わらない。
仕事だから、仕方ない。
“この目に特別感じることなんてない”。仕事相手の都合なんて、知ったところで無意味だ。かえって刃を鈍らせるだけかもしれない。
ほら、だから。
特に感情を抱くこともなく、包丁を急所目掛けて突き立てる。もう、苦しまなくて良いように。それだけに専念する。
『さっきの気配は、きっとこの人だったに違いない』。そう、覆い隠しながら。
目が覚める。
吐き気がする。
頭の中の喧しさは、いつもに増して。
でも、感じない。僕は何も感じない。
仕事したことにだけは、何も、誰であろうと、感じては駄目だから。命は等価だ。そうでなければ、僕は。
記憶だったかもしれない夢を、咀嚼不良のまま無理矢理呑み込む。割れそうな頭を薬で黙らせれば、日常を開始できる。
それがいつの、誰の、どんな仕事だったのかなんて、答え合わせすることも無い。特別な仕事に昇華させることなく、僕は今日の衣服に袖を通した。
◆
勝手に見た夢だし、記憶は歪むもの。谷崎家以外にも一家惨殺はあったからね。でも、もしかしたら。
実在したかどうかも未確定な、もう取り返しのつかない悪夢を見た話でした。
才能はあっても適性の有無は別なのだよ。それでも殺し屋の才能があるのは、やり遂げた上で生きてしまえるところで(n回目)。
実に皮肉で、実に人間らしいと思います。畳む
#四季送り #SS
まーた悪夢!
あとひとりいるはず。
血塗れのリビングを歩いてたら、廊下で気配がした。
足音を立てずに、速やかに。人の気配を追って廊下に出たところで、足首を掴まれた。
女の人が、最後の力で。
とっくに殺したと思ってた。この家には人がたくさん居たから、即死するような傷を与えるほど時間かけれなかった反省点はある。それでも、致命傷は与えたはずだった。
迷わず包丁を振り上げる。その人には、恨み言を言う力も残ってないようだった。
違う。
必死に、何かを守る目だ。自分はどうなっても。時々、仕事中にこんな目をする人はいる。結果は変わらないのに。
……そう、変わらない。
仕事だから、仕方ない。
“この目に特別感じることなんてない”。仕事相手の都合なんて、知ったところで無意味だ。かえって刃を鈍らせるだけかもしれない。
ほら、だから。
特に感情を抱くこともなく、包丁を急所目掛けて突き立てる。もう、苦しまなくて良いように。それだけに専念する。
『さっきの気配は、きっとこの人だったに違いない』。そう、覆い隠しながら。
目が覚める。
吐き気がする。
頭の中の喧しさは、いつもに増して。
でも、感じない。僕は何も感じない。
仕事したことにだけは、何も、誰であろうと、感じては駄目だから。命は等価だ。そうでなければ、僕は。
記憶だったかもしれない夢を、咀嚼不良のまま無理矢理呑み込む。割れそうな頭を薬で黙らせれば、日常を開始できる。
それがいつの、誰の、どんな仕事だったのかなんて、答え合わせすることも無い。特別な仕事に昇華させることなく、僕は今日の衣服に袖を通した。
◆
勝手に見た夢だし、記憶は歪むもの。谷崎家以外にも一家惨殺はあったからね。でも、もしかしたら。
実在したかどうかも未確定な、もう取り返しのつかない悪夢を見た話でした。
才能はあっても適性の有無は別なのだよ。それでも殺し屋の才能があるのは、やり遂げた上で生きてしまえるところで(n回目)。
実に皮肉で、実に人間らしいと思います。畳む
#四季送り #SS
そういや最近、レモングラスとホーリーバジル育て始めました。
収穫はまだしてないけど、どこまで育つかな。気温30度超えたら元気に成長すると聞いているのでね、そのときは遠慮なくハーブティーにしますよ。
来週にはアロマティカスをお迎えします。こちら、めっちゃくちゃ可愛い多肉ハーブでふわふわの生毛がたまらんのです。香りも良い。虫除けになるそうです。ゴキブリとか。自室と仮宿で育てよう。
毎晩抱き枕と寝てるんですけど、お布団に巻き込むようにして背中にフィットされたときの安心感に目覚めてしまいました。背中から抱っこされてる!
その後正面から抱っこするけど、このひととき、大事にしたいな……(∩´͈ ᐜ `͈∩)˖*♬೨̣̥
#日常
収穫はまだしてないけど、どこまで育つかな。気温30度超えたら元気に成長すると聞いているのでね、そのときは遠慮なくハーブティーにしますよ。
来週にはアロマティカスをお迎えします。こちら、めっちゃくちゃ可愛い多肉ハーブでふわふわの生毛がたまらんのです。香りも良い。虫除けになるそうです。ゴキブリとか。自室と仮宿で育てよう。
毎晩抱き枕と寝てるんですけど、お布団に巻き込むようにして背中にフィットされたときの安心感に目覚めてしまいました。背中から抱っこされてる!
その後正面から抱っこするけど、このひととき、大事にしたいな……(∩´͈ ᐜ `͈∩)˖*♬೨̣̥
#日常
四季送り 雲をこの目に写すまで げんみ❌
勢いで纏めてるから細々としたの忘れてるかも。
雲平KPCがしんどいの、KPCにとっては2000年間の地獄と絶望を経て、それでも狂うわけにはいかず、壊れ続けながらPCを探して、ようやく存在消滅と言う悲願に至れる……と勘違いしたままハッピーエンドを迎えることです。生まれ変わりだと信じる花たちに、心の中でごめんなさいをしながら。
PC誰かによるけど、チトセくんじゃないならチトセくんを守り切れなかったときに約束通り右手の小指を切り落としてユキちゃんに渡すか供えるかします。だから、KPCに小指が無い率高い。
“あび”の誰かが捕まって処置されそうになったら、そうなる前に殺します。ちゃんと死期を送れるうちに、会いたい人たちに迎え入れてもらえるうちに。
祝さんには自分が不老になったことを明かしても、PCを正しい時間に返したら存在消滅することは隠し通すと思います。騙してでも。そのことは最後の最後まで苦しむし、時折息を殺しながら泣いてる事項になる。
「祝の願い、叶えられなくてごめんなさい。嘘ついてごめんなさい。何も出来なくて、ごめんなさい」
仲間たちの子孫とかも守ろうとするけど守れない。守ろうとして守れなくて、死を奪われそうになったら自分が死を与えて。
だから、仲間の一部からも忌まれることはあるはず。それでも決めたことだから一貫するし、そこに賛同できる人と行動してたのかも。
誰がPCでも、“あび”の誰かが不自然に狂い腐りゆく世界の人柱にされ貶められるのは許せない。どんなに憎まれたって、自分なら生きてしまえると分かってる。最後に待ち受けるのが存在消滅だとしても、“存在自体が過ち”である自分であれば妥当で都合が良い、代償ですらなく報酬じゃないか。世界の仕組みの部品として使い潰されるのもお似合いだ。……と本人は解釈するかなって。
ただ、人間としては保たない。少なくとも祝さん、錦玉さん、一月くんを喪ったら一気に崩れそうになるので、転生は人間だけじゃない、他の生き物にだってなるかも、って教えてもらってさ。
それがその場しのぎの出まかせでも、雲平には最後の糸になる。
以降、白い花を育てて、どの花か分からないけど、どれかにきっと、誰かが転生してるはず、って。
自分の仲間の転生ってことは、自分が仕事した相手も一緒に来ててたくさんいるだろうから、自分を憎み許さず呪う人たちが大半だって自覚もある。それでも良い。当然なことで、わかりきってることだから。それより、仲間が転生して一緒にいたい人たちと一緒の方が良い。もしかしたら、義兄ちゃんや閻魔たちもいるかもしれない。
なので、雲写のKPCの隠し部屋は一部花畑になってるアレンジ入れることになるかな。天井が崩れた半屋外スペースを花畑にして、一人分のスペースだけ空いててさ。さながら猫のように転がって、子どものように花に囲まれて「皆居る」を縋るように信じてる。
PCにも案内するし、皆に報告するし、僅かな時間でも一緒に過ごしたがる。最後の移動では、花を摘んで首輪か冠に編んで、一緒に2000年前に送り出す。実際には、花はこっちに取り残されるのかもしれないけどね。それはそれで、やっと願いが叶う雲平を見送るのかもしれないし、叱っているかもしれないし、何にせよ、彼らの生前にこうなることを隠し続けてたことは雲平も改めてごめんなさいって口にするだろうな。特に祝さんには。
やっと消えられる。正しく戻る。その先で世界がどうなるかはわからない。少なくとも、こんな世界よりかはマシになる。マシな上で滅ぶかどうか。見届ける責任は、前提からして無理だけど、やっぱり見届けたかったな。
……消えられる。やっと、誰にも憎まれずに、誰のことも憎まずに済む。生きるのなんて、存在するだけで痛いだけ。なのに、何でかな。泣きたくて、叫びたくて、会いたくて、触れたくて、
帰りたい。帰りたいよ。帰るとこずっと無いのに、無くしたのに、無くなったのに。おかしい。分かってる。だけど、喉を裂くようにして込み上げるかたまりが何なのか、僕にも分からないの。
お母さん不許可
お父さん不許可
お兄ちゃん
いたいよ
◾️◾️◾️◾️畳む
こんなの絶対回せない。
#四季送り
勢いで纏めてるから細々としたの忘れてるかも。
雲平KPCがしんどいの、KPCにとっては2000年間の地獄と絶望を経て、それでも狂うわけにはいかず、壊れ続けながらPCを探して、ようやく存在消滅と言う悲願に至れる……と勘違いしたままハッピーエンドを迎えることです。生まれ変わりだと信じる花たちに、心の中でごめんなさいをしながら。
PC誰かによるけど、チトセくんじゃないならチトセくんを守り切れなかったときに約束通り右手の小指を切り落としてユキちゃんに渡すか供えるかします。だから、KPCに小指が無い率高い。
“あび”の誰かが捕まって処置されそうになったら、そうなる前に殺します。ちゃんと死期を送れるうちに、会いたい人たちに迎え入れてもらえるうちに。
祝さんには自分が不老になったことを明かしても、PCを正しい時間に返したら存在消滅することは隠し通すと思います。騙してでも。そのことは最後の最後まで苦しむし、時折息を殺しながら泣いてる事項になる。
「祝の願い、叶えられなくてごめんなさい。嘘ついてごめんなさい。何も出来なくて、ごめんなさい」
仲間たちの子孫とかも守ろうとするけど守れない。守ろうとして守れなくて、死を奪われそうになったら自分が死を与えて。
だから、仲間の一部からも忌まれることはあるはず。それでも決めたことだから一貫するし、そこに賛同できる人と行動してたのかも。
誰がPCでも、“あび”の誰かが不自然に狂い腐りゆく世界の人柱にされ貶められるのは許せない。どんなに憎まれたって、自分なら生きてしまえると分かってる。最後に待ち受けるのが存在消滅だとしても、“存在自体が過ち”である自分であれば妥当で都合が良い、代償ですらなく報酬じゃないか。世界の仕組みの部品として使い潰されるのもお似合いだ。……と本人は解釈するかなって。
ただ、人間としては保たない。少なくとも祝さん、錦玉さん、一月くんを喪ったら一気に崩れそうになるので、転生は人間だけじゃない、他の生き物にだってなるかも、って教えてもらってさ。
それがその場しのぎの出まかせでも、雲平には最後の糸になる。
以降、白い花を育てて、どの花か分からないけど、どれかにきっと、誰かが転生してるはず、って。
自分の仲間の転生ってことは、自分が仕事した相手も一緒に来ててたくさんいるだろうから、自分を憎み許さず呪う人たちが大半だって自覚もある。それでも良い。当然なことで、わかりきってることだから。それより、仲間が転生して一緒にいたい人たちと一緒の方が良い。もしかしたら、義兄ちゃんや閻魔たちもいるかもしれない。
なので、雲写のKPCの隠し部屋は一部花畑になってるアレンジ入れることになるかな。天井が崩れた半屋外スペースを花畑にして、一人分のスペースだけ空いててさ。さながら猫のように転がって、子どものように花に囲まれて「皆居る」を縋るように信じてる。
PCにも案内するし、皆に報告するし、僅かな時間でも一緒に過ごしたがる。最後の移動では、花を摘んで首輪か冠に編んで、一緒に2000年前に送り出す。実際には、花はこっちに取り残されるのかもしれないけどね。それはそれで、やっと願いが叶う雲平を見送るのかもしれないし、叱っているかもしれないし、何にせよ、彼らの生前にこうなることを隠し続けてたことは雲平も改めてごめんなさいって口にするだろうな。特に祝さんには。
やっと消えられる。正しく戻る。その先で世界がどうなるかはわからない。少なくとも、こんな世界よりかはマシになる。マシな上で滅ぶかどうか。見届ける責任は、前提からして無理だけど、やっぱり見届けたかったな。
……消えられる。やっと、誰にも憎まれずに、誰のことも憎まずに済む。生きるのなんて、存在するだけで痛いだけ。なのに、何でかな。泣きたくて、叫びたくて、会いたくて、触れたくて、
帰りたい。帰りたいよ。帰るとこずっと無いのに、無くしたのに、無くなったのに。おかしい。分かってる。だけど、喉を裂くようにして込み上げるかたまりが何なのか、僕にも分からないの。
お兄ちゃん
いたいよ
◾️◾️◾️◾️畳む
こんなの絶対回せない。
#四季送り
四季送り げんみ❌
雲平の面談がどろどろしがちなので平和なシーンを妄想するの回。
よし、書き上げたぜオチのないSS!
※本文自体はふせったーと同じ。あとがきは一部違う
頭痛がする。
気付いてすぐに薬を飲んだが、倦怠感の方はどうにも拭えない。幸い店番の人手は足りてるし、ティータイムも過ぎている。布巾類の洗濯を口実に、バックヤードに引っ込ませてもらった。
扉を閉めれば、比較的静かな空間にほっとする。こんな時は特に、扉越しに人の気配を感じるくらいがちょうど良い。何かあれば駆け付けられるし、視線や耳に気を張らずに済む。
窓をすかせば、外の風が音を乗せて入り込んでくる。裏に農園があるためか、市内にしては動物の気配を感じることが多い。ずっと眺める時間があれば、木々の間を鳥影が横切ったり、塀の上を歩く猫を見ただろう。
「……今は仕事」
意識を戻す。水を細く出して、大まかな汚れやゴミを洗い流す。なるべく、余計なことを考えないようにする。頭の鈍痛を感じそうになるのを、水の冷たさに集中して覆い隠す。
ほとんど洗い終わった頃。勝手口からカリカリと音がした。かなり低い位置から。
「……どうしたかな」
何が来たかは、察しがついた。水を止めて布巾を絞りながら扉に足を……違う、肘をひっかけて開けてやる。
鳴き声ひとつを挨拶に、顔を覗かせたのは野良猫。この辺りの幾つかの家や店を回りながら生きてる器用なーー世渡り上手、な猫だ。
“あび”の他の人がこの猫のことを知ってるかは知らない。ただ、“あび”の敷地内は猫の巡回路に入っているようだから、何度か見かけてる人はいるかも。僕の場合、この猫とは庭や農園で顔を合わせるか、庭にいる時近付いて来たのを撫でるくらい。あ、縁側で寝たこともあったか。でも、それくらいだ。
これまで、この猫が扉を開けようとしたことは無かった。アピールしたことも。餌の催促の可能性? 少なくとも僕には、食べ物があるのを教えた覚えは無い。
「入る、駄目。待ってて」
果たして猫に言葉が通じるかはわからないが、トレイに水を張って扉の手前に置く。餌やりじゃないから、問題にはならない……多分。
猫の動きに意識を向けつつ、急いで残りの布巾を濯いでカゴに入れる。扉を開けて、「通る」と断ってから猫を跨いで、屋外の洗濯機に入れる。
「みゃあ」
「わ」
とん、と蓋を開けた洗濯機の上に飛び乗る猫。
「危ない。落ちる」
洗剤を入れるのに両手塞がってるタイミングで何故。猫が落ちないように頭で軽く押しやると、猫も僕の頭に頭を押し付けてくる。
「いや、これ、挨拶じゃ……」
訂正したところで猫なので伝わらない。それよりさっさと洗濯機を回そう。
洗剤を入れて、苦労しながら蓋をして、ボタンを押せば、注水音が聞こえてくる。猫はと言えば、仕事の妨げをした自覚も無く、呑気に僕の頭を前脚で挟むようにして抱えている。鞠遊びのつもりだろうか。
ただ、この体勢のときに頭に体重のせるのはやめて欲しい。
引き抜くようにして頭を上げれば、不満げにひと鳴きされた。
「(……お店戻る前に、猫に構って良いかな)」
今戻ったところで、出来ることは限られている。客がいるのに掃除するわけにもいかないし。
猫に腕を伸ばして反応を伺えば、猫は洗濯機から飛び降りた。どうやら抱き上げられる気分ではないらしい。
猫の進む先は庭先の縁側。追い越すようにして向かって適当に腰掛ければ、猫も隣に飛び乗って身体を擦り付けてきた。
猫の背中をそっと撫でてみる。野良猫なのに毛艶が良く、手触りの良さで誰かにブラッシングされてるのがわかる。この猫はずっとそうだ。誰かに保護されるわけでもなく、しかし飼い猫に向けられるような手間を複数の人間から分け与えられている。
わからないのは、そういう人間ばかりを狙って愛嬌振り撒くのではなく、何も与えてない僕にまでこうだってことだ。毎日見かけるわけじゃないし、顔を合わせても毎度こっちに来るわけじゃない。気まぐれに来るにしても、餌だとか、何か見返りを求めて良いはずだ。
特別猫に好かれるようなことをした覚えだって無い。さっき思い返してた通り、最初は敷地内を歩いてるのをぼんやり見てただけ。近づいて来ても、触って良いのかわからなくて、向こうからそうして欲しいとされるまではしなかった。そのうち、一緒に寝ることがあったり。
「(……そう言えば、初めて一緒に寝た時も、頭、痛かった)」
人の気配ひとつだって神経に障る。そんな頭痛に我慢ならず、縁側の下に簾を敷いてサボりをしていたときだ。目蓋を開く度、向こうから“だるまさんが転んだ”みたいにじわじわ猫が近付いてくる。人間じゃないから良いか、なんて放置してたら、触れられるくらいまで近づいてて。出方を伺っていると猫の方から僕の懐に擦り寄って、そのまま寝てしまったのだ。あの時は人が呼びに来る気配で猫が動くまで、ぐっすり寝てしまったような。おかげで、頭痛は楽になっていたのだけど。
「(……思い出してたせい? 頭痛、存在感増してきた)」
猫を見下ろせば、僕の太腿に脚を乗せてこちらを見上げている。じっと、じーっと、こちらを見つめていた。
困った。今の僕はサボりなんかしてる場合じゃない。少しの休憩が終わったなら、“あび”のことひとつでもしないと。なのに、何故か猫から無言の圧を感じる。気のせい?
「……仕事する」
「…………」
無言で、太腿を抑える重さが増す。体重かけられてる。
「…………その前に、もう少し休憩?」
休憩、を口にした瞬間、猫が脚を退けた。縁側の上の日陰になってるところに移動して、座って、尻尾で床を叩いてる。
「(もしかして、この猫、人の言葉理解してる?)」
真実味が増して、ほんのり怖い。けれど、生きてる猫であることは間違いないはずだ。それに、今まで怖いことしてこなかったし……!
猫を待たせるのも怖いので、靴を脱いで、縁側の影、猫の隣に横向けに寝る。すぐさま猫は僕の懐におさまった。じっとこっちを見ている。許しが出るまでは僕は動いちゃいけないらしい。
困ったな、と思う。思うくせに、断らない僕も僕だ。
今日も喧しい頭の中を聞き流しながら、目の前に広がる庭を、農園を眺める。
静か、だ。無音ではないが、気を張るような音は、耳には届かない。身体の前に垂らした腕で猫を囲む。逃げる気配は無い。嫌がる気配も無い。時々、猫に当たる指を動かして撫でてみるが、気にするそぶりは無い。
時間と雲だけ流れて、そのうち、眠たくなってくる。猫もそうなのか、欠伸してから寝る姿勢になったのが見えた。ますます、起き上がり難い。遠慮してしまう。それも作戦のうちなのかーーまさか。流石に、無い。はず。くうくうと寝息に合わせて上下する胴を見守る。
「……ふぁ……あ。」
猫のあくびがうつった、と気付いて、可笑しくなってくる。枕にしている片腕を調整し直して、猫に目を向ける。起き上がるつもりか、と一瞬片耳が動いたのがさらに可笑しい。
「……猫は、ずっとひとり?」
猫は無反応だ。当然だ。普通、伝わるわけない。寝ろの圧だって、本当は僕が休む言い訳にしてるだけかもしれないのに。
なのに、頭が眠気にゆらゆらしてるせいか、ぽつぽつ言葉が落ちる。
「“優しい”は、いる?」
「人間だけじゃなくて、猫同士の……安心なら、どっちでも良いか」
「……昔、ひとりのとき、僕にも“優しい”猫がいて、」
「空き家で、こっそり。逃げたりしないで、一緒にいるの許してくれた。人間は、怒って追いかけて来るけど、猫はしなかった」
「他の動物も、犬とか鳶、追いかけてくる。来るの嫌で、逃げたり隠したりしてるのに。でも猫は皆、僕を見ても逃げるか、一緒に居るかだ」
「だから、僕は、猫が良い。安全で、あたたかい。……寝ろってする猫、お前が初めてだけど」
そんな猫に欠伸をうつされたことが、くすぐられるみたいに可笑しい。寝かしつけが上手な猫なんて聞いたことない。……猫に寝かしつけられる人間も、聞いたことないな。
「頭、また痛くなったら、寝かしつけしに来る?」
薄目を開けて訊いてみる。猫は答えずに目を閉じて、尻尾だけ静かに床を叩く。
伝わってるのか伝わってないのか、僕がそう思いたいだけの勘違いか。
正解がどうあれ、この時間は間違いなく穏やかで優しい昼下がりだった。
◆
猫:本当にただの野良猫。渡り歩くだけあって観察眼はあると思われる。
『猫に寝かしつけられる雲平』というネタを書いただけの、オチの無い話でした。
「猫が良い」は本当で、好きな動物を問われたら(好き、と言えるのか考えた後に)猫と答えます。痒いのうつされることがあるのだけは困るけど、身体洗えば良いだけですからね。
動物が人間の不調を感じ取って行動する話は珍しくない話だと思ってます。もしかしたら雲平が世話になった猫たちも、子どもの不具合に気付いて居場所を許してくれたのかも。他の人間が近付けば勘付いて動くから、子どもも見つかる前に隠れたり出来たかもね。
ただし! 人間社会的に、空き家の件は不法侵入なので! そりゃ見つかれば怒鳴られ追い出されるのよ!
今はしませんよ? 祝さんに解説されてるはずなので。
それにしても、自己管理の場所に少し変化出てきたみたいで。少しずつ「大丈夫」が広がると良いわね。
畳む
#四季送り #SS
雲平の面談がどろどろしがちなので平和なシーンを妄想するの回。
よし、書き上げたぜオチのないSS!
※本文自体はふせったーと同じ。あとがきは一部違う
頭痛がする。
気付いてすぐに薬を飲んだが、倦怠感の方はどうにも拭えない。幸い店番の人手は足りてるし、ティータイムも過ぎている。布巾類の洗濯を口実に、バックヤードに引っ込ませてもらった。
扉を閉めれば、比較的静かな空間にほっとする。こんな時は特に、扉越しに人の気配を感じるくらいがちょうど良い。何かあれば駆け付けられるし、視線や耳に気を張らずに済む。
窓をすかせば、外の風が音を乗せて入り込んでくる。裏に農園があるためか、市内にしては動物の気配を感じることが多い。ずっと眺める時間があれば、木々の間を鳥影が横切ったり、塀の上を歩く猫を見ただろう。
「……今は仕事」
意識を戻す。水を細く出して、大まかな汚れやゴミを洗い流す。なるべく、余計なことを考えないようにする。頭の鈍痛を感じそうになるのを、水の冷たさに集中して覆い隠す。
ほとんど洗い終わった頃。勝手口からカリカリと音がした。かなり低い位置から。
「……どうしたかな」
何が来たかは、察しがついた。水を止めて布巾を絞りながら扉に足を……違う、肘をひっかけて開けてやる。
鳴き声ひとつを挨拶に、顔を覗かせたのは野良猫。この辺りの幾つかの家や店を回りながら生きてる器用なーー世渡り上手、な猫だ。
“あび”の他の人がこの猫のことを知ってるかは知らない。ただ、“あび”の敷地内は猫の巡回路に入っているようだから、何度か見かけてる人はいるかも。僕の場合、この猫とは庭や農園で顔を合わせるか、庭にいる時近付いて来たのを撫でるくらい。あ、縁側で寝たこともあったか。でも、それくらいだ。
これまで、この猫が扉を開けようとしたことは無かった。アピールしたことも。餌の催促の可能性? 少なくとも僕には、食べ物があるのを教えた覚えは無い。
「入る、駄目。待ってて」
果たして猫に言葉が通じるかはわからないが、トレイに水を張って扉の手前に置く。餌やりじゃないから、問題にはならない……多分。
猫の動きに意識を向けつつ、急いで残りの布巾を濯いでカゴに入れる。扉を開けて、「通る」と断ってから猫を跨いで、屋外の洗濯機に入れる。
「みゃあ」
「わ」
とん、と蓋を開けた洗濯機の上に飛び乗る猫。
「危ない。落ちる」
洗剤を入れるのに両手塞がってるタイミングで何故。猫が落ちないように頭で軽く押しやると、猫も僕の頭に頭を押し付けてくる。
「いや、これ、挨拶じゃ……」
訂正したところで猫なので伝わらない。それよりさっさと洗濯機を回そう。
洗剤を入れて、苦労しながら蓋をして、ボタンを押せば、注水音が聞こえてくる。猫はと言えば、仕事の妨げをした自覚も無く、呑気に僕の頭を前脚で挟むようにして抱えている。鞠遊びのつもりだろうか。
ただ、この体勢のときに頭に体重のせるのはやめて欲しい。
引き抜くようにして頭を上げれば、不満げにひと鳴きされた。
「(……お店戻る前に、猫に構って良いかな)」
今戻ったところで、出来ることは限られている。客がいるのに掃除するわけにもいかないし。
猫に腕を伸ばして反応を伺えば、猫は洗濯機から飛び降りた。どうやら抱き上げられる気分ではないらしい。
猫の進む先は庭先の縁側。追い越すようにして向かって適当に腰掛ければ、猫も隣に飛び乗って身体を擦り付けてきた。
猫の背中をそっと撫でてみる。野良猫なのに毛艶が良く、手触りの良さで誰かにブラッシングされてるのがわかる。この猫はずっとそうだ。誰かに保護されるわけでもなく、しかし飼い猫に向けられるような手間を複数の人間から分け与えられている。
わからないのは、そういう人間ばかりを狙って愛嬌振り撒くのではなく、何も与えてない僕にまでこうだってことだ。毎日見かけるわけじゃないし、顔を合わせても毎度こっちに来るわけじゃない。気まぐれに来るにしても、餌だとか、何か見返りを求めて良いはずだ。
特別猫に好かれるようなことをした覚えだって無い。さっき思い返してた通り、最初は敷地内を歩いてるのをぼんやり見てただけ。近づいて来ても、触って良いのかわからなくて、向こうからそうして欲しいとされるまではしなかった。そのうち、一緒に寝ることがあったり。
「(……そう言えば、初めて一緒に寝た時も、頭、痛かった)」
人の気配ひとつだって神経に障る。そんな頭痛に我慢ならず、縁側の下に簾を敷いてサボりをしていたときだ。目蓋を開く度、向こうから“だるまさんが転んだ”みたいにじわじわ猫が近付いてくる。人間じゃないから良いか、なんて放置してたら、触れられるくらいまで近づいてて。出方を伺っていると猫の方から僕の懐に擦り寄って、そのまま寝てしまったのだ。あの時は人が呼びに来る気配で猫が動くまで、ぐっすり寝てしまったような。おかげで、頭痛は楽になっていたのだけど。
「(……思い出してたせい? 頭痛、存在感増してきた)」
猫を見下ろせば、僕の太腿に脚を乗せてこちらを見上げている。じっと、じーっと、こちらを見つめていた。
困った。今の僕はサボりなんかしてる場合じゃない。少しの休憩が終わったなら、“あび”のことひとつでもしないと。なのに、何故か猫から無言の圧を感じる。気のせい?
「……仕事する」
「…………」
無言で、太腿を抑える重さが増す。体重かけられてる。
「…………その前に、もう少し休憩?」
休憩、を口にした瞬間、猫が脚を退けた。縁側の上の日陰になってるところに移動して、座って、尻尾で床を叩いてる。
「(もしかして、この猫、人の言葉理解してる?)」
真実味が増して、ほんのり怖い。けれど、生きてる猫であることは間違いないはずだ。それに、今まで怖いことしてこなかったし……!
猫を待たせるのも怖いので、靴を脱いで、縁側の影、猫の隣に横向けに寝る。すぐさま猫は僕の懐におさまった。じっとこっちを見ている。許しが出るまでは僕は動いちゃいけないらしい。
困ったな、と思う。思うくせに、断らない僕も僕だ。
今日も喧しい頭の中を聞き流しながら、目の前に広がる庭を、農園を眺める。
静か、だ。無音ではないが、気を張るような音は、耳には届かない。身体の前に垂らした腕で猫を囲む。逃げる気配は無い。嫌がる気配も無い。時々、猫に当たる指を動かして撫でてみるが、気にするそぶりは無い。
時間と雲だけ流れて、そのうち、眠たくなってくる。猫もそうなのか、欠伸してから寝る姿勢になったのが見えた。ますます、起き上がり難い。遠慮してしまう。それも作戦のうちなのかーーまさか。流石に、無い。はず。くうくうと寝息に合わせて上下する胴を見守る。
「……ふぁ……あ。」
猫のあくびがうつった、と気付いて、可笑しくなってくる。枕にしている片腕を調整し直して、猫に目を向ける。起き上がるつもりか、と一瞬片耳が動いたのがさらに可笑しい。
「……猫は、ずっとひとり?」
猫は無反応だ。当然だ。普通、伝わるわけない。寝ろの圧だって、本当は僕が休む言い訳にしてるだけかもしれないのに。
なのに、頭が眠気にゆらゆらしてるせいか、ぽつぽつ言葉が落ちる。
「“優しい”は、いる?」
「人間だけじゃなくて、猫同士の……安心なら、どっちでも良いか」
「……昔、ひとりのとき、僕にも“優しい”猫がいて、」
「空き家で、こっそり。逃げたりしないで、一緒にいるの許してくれた。人間は、怒って追いかけて来るけど、猫はしなかった」
「他の動物も、犬とか鳶、追いかけてくる。来るの嫌で、逃げたり隠したりしてるのに。でも猫は皆、僕を見ても逃げるか、一緒に居るかだ」
「だから、僕は、猫が良い。安全で、あたたかい。……寝ろってする猫、お前が初めてだけど」
そんな猫に欠伸をうつされたことが、くすぐられるみたいに可笑しい。寝かしつけが上手な猫なんて聞いたことない。……猫に寝かしつけられる人間も、聞いたことないな。
「頭、また痛くなったら、寝かしつけしに来る?」
薄目を開けて訊いてみる。猫は答えずに目を閉じて、尻尾だけ静かに床を叩く。
伝わってるのか伝わってないのか、僕がそう思いたいだけの勘違いか。
正解がどうあれ、この時間は間違いなく穏やかで優しい昼下がりだった。
◆
猫:本当にただの野良猫。渡り歩くだけあって観察眼はあると思われる。
『猫に寝かしつけられる雲平』というネタを書いただけの、オチの無い話でした。
「猫が良い」は本当で、好きな動物を問われたら(好き、と言えるのか考えた後に)猫と答えます。痒いのうつされることがあるのだけは困るけど、身体洗えば良いだけですからね。
動物が人間の不調を感じ取って行動する話は珍しくない話だと思ってます。もしかしたら雲平が世話になった猫たちも、子どもの不具合に気付いて居場所を許してくれたのかも。他の人間が近付けば勘付いて動くから、子どもも見つかる前に隠れたり出来たかもね。
ただし! 人間社会的に、空き家の件は不法侵入なので! そりゃ見つかれば怒鳴られ追い出されるのよ!
今はしませんよ? 祝さんに解説されてるはずなので。
それにしても、自己管理の場所に少し変化出てきたみたいで。少しずつ「大丈夫」が広がると良いわね。
畳む
#四季送り #SS
日記を延々四季送りの壁打ちにしてるのだけど他に無いのか!? 私も思う!!
現状見えてる雲平に見せてはいけないものの話。どろどろに書き殴ってるから後から違う見解あるかもしれない。
四季送り げんみ❌
見せてはいけないもの:万能の願望機、蠱毒が転生していること
願いを叶えるもの。不可能を可能にする奇跡をもたらすもの。即ち聖杯の類です。もしくは神様。
あいつが何を犠牲にしてでも叶えたい望みは【代役の無い自身の存在消滅】だし、それで世界がどうなるかの試験石を兼ねての自滅の呪いなので……自分が消滅すれば、自分のせいで発生した事象も無くなるはず。例えその過程に仲間を手にかけることになっても、全て“正しいかたち”におさまれば、無かったことになる。
つまり、欲しいのは自分が発生する直前からのdelete key。それ以降の文章を全部消して、存在諸共自分が関与する事象を消し去りたい。
「償いを求めるくせ、その手段を世界が許さないから、これしかないじゃない。来世は祝の願いが先約だけど、それも僕のせいで生じていることなんだしさ」。
ただ、修正力が働くようなら話は別。それ知った瞬間に願いが破滅的なものになるかと。
具体的なのは浮かばないから願えないだけで、世界の仕組みに絶望するし、現実の理不尽さに失望する。
修正力がはたらく? ふざけるな。
“存在自体が罪”なのに消えることも許されず、犠牲になった人々の無念も歴史ドラマのひとつとして消費され、遺された人々の苦悩だって好き勝手に脚色されては食い潰される。それが罰だとか贖いだとか、後の世を善くする転機だったとか、当人は放置されて行き場もなく彷徨うばかり。
「いやいや鬼畜のくせに言える立場に無いだろう」って? たまたまこうならなかっただけの上澄の輩が日向ぼっこしながら何を言う。
呪詛の掃溜め。
上澄から淀みへと沈澱し、上澄が排泄した悪性で食い繋ぎ、さらに濁ってついに何処にもいけず、どうにもならず、死んでも穢され、しかし慟哭することも叶わぬ某。
均くそれを掻き混ぜ、上澄の輩にもこの無念、悲痛、傲慢への憤りを届かせることが出来たなら。届かず濁り輪郭すら失う弔われぬ穢れに、一瞬の安らぎを与えることが出来たなら。
それこそ傲慢なのだけど、日向に身を焼きながら感じる蓋の下の澱みは、願望機を前にしては否定出来ないかなって。
親馬鹿してるわけじゃないと宣言した上で、優し過ぎるのかも、と。背負え切れないくせ優しい、は愚者のすることと怒るべきかも知れないけど。やっぱわからん、表現の仕方。
他者を踏みつけて歴史を積み上げ幸福を目指す人間の無自覚さに怒るし、自分もそのひとりであることに失望するし、他者を害し遺族も苦しんでるのは本編以前から理解してるし、踏みつけてる底には自分のような人間たちが無数にいることを感じている。
うーんまとまらないな。纏まらないってことが雲平の苦悩の一つか。
そんな雲平に蠱毒の転生を知らせてはいけない理由が、因果応報、本編にあった書物にも罪人は転生できないこともある可能性を示されていて、それは救いだったのに、世界に裏切られてしまうから。錦玉さんが旧い印持たせたのを知らないからね! 知らないままの方がいいのだが。
そりゃ実行犯じゃないって言われたらそれまでなんだけど、罪業には数えられて然るべきじゃん、と奉弥は思ってしまう。責任転嫁も甚だしいけど家族を手に掛けた遠因はヨスガだからね。ヨスガさえ居なければ、一連のことは起きなかったのよ。
HO秋は許されない絶対の加害者であると同時に、復讐の宛が無い被害者でもあり……。(PL秋が言うべきじゃないのは百も承知です。あくまで俯瞰しての一意見はこうって話)
そんな転生許されない組であるべき蠱毒が転生していると知れば、奉弥としては世界を呪うし、転生出来てしまう矛盾に雲平も発狂しそうになる。ただでさえ存在する矛盾に擦り切れてんだが?
と言うわけで!! 強引だけど!!
絶対雲平に見せてはいけないものは【万能の願望機】と【蠱毒が転生していること】でした!!!!!
少なくとも自分の願いは叶わないと諦めている現状を維持した方が良いです!! 詰む!!!!!!畳む
#四季送り #思考整理
現状見えてる雲平に見せてはいけないものの話。どろどろに書き殴ってるから後から違う見解あるかもしれない。
四季送り げんみ❌
見せてはいけないもの:万能の願望機、蠱毒が転生していること
願いを叶えるもの。不可能を可能にする奇跡をもたらすもの。即ち聖杯の類です。もしくは神様。
あいつが何を犠牲にしてでも叶えたい望みは【代役の無い自身の存在消滅】だし、それで世界がどうなるかの試験石を兼ねての自滅の呪いなので……自分が消滅すれば、自分のせいで発生した事象も無くなるはず。例えその過程に仲間を手にかけることになっても、全て“正しいかたち”におさまれば、無かったことになる。
つまり、欲しいのは自分が発生する直前からのdelete key。それ以降の文章を全部消して、存在諸共自分が関与する事象を消し去りたい。
「償いを求めるくせ、その手段を世界が許さないから、これしかないじゃない。来世は祝の願いが先約だけど、それも僕のせいで生じていることなんだしさ」。
ただ、修正力が働くようなら話は別。それ知った瞬間に願いが破滅的なものになるかと。
具体的なのは浮かばないから願えないだけで、世界の仕組みに絶望するし、現実の理不尽さに失望する。
修正力がはたらく? ふざけるな。
“存在自体が罪”なのに消えることも許されず、犠牲になった人々の無念も歴史ドラマのひとつとして消費され、遺された人々の苦悩だって好き勝手に脚色されては食い潰される。それが罰だとか贖いだとか、後の世を善くする転機だったとか、当人は放置されて行き場もなく彷徨うばかり。
「いやいや鬼畜のくせに言える立場に無いだろう」って? たまたまこうならなかっただけの上澄の輩が日向ぼっこしながら何を言う。
呪詛の掃溜め。
上澄から淀みへと沈澱し、上澄が排泄した悪性で食い繋ぎ、さらに濁ってついに何処にもいけず、どうにもならず、死んでも穢され、しかし慟哭することも叶わぬ某。
均くそれを掻き混ぜ、上澄の輩にもこの無念、悲痛、傲慢への憤りを届かせることが出来たなら。届かず濁り輪郭すら失う弔われぬ穢れに、一瞬の安らぎを与えることが出来たなら。
それこそ傲慢なのだけど、日向に身を焼きながら感じる蓋の下の澱みは、願望機を前にしては否定出来ないかなって。
親馬鹿してるわけじゃないと宣言した上で、優し過ぎるのかも、と。背負え切れないくせ優しい、は愚者のすることと怒るべきかも知れないけど。やっぱわからん、表現の仕方。
他者を踏みつけて歴史を積み上げ幸福を目指す人間の無自覚さに怒るし、自分もそのひとりであることに失望するし、他者を害し遺族も苦しんでるのは本編以前から理解してるし、踏みつけてる底には自分のような人間たちが無数にいることを感じている。
うーんまとまらないな。纏まらないってことが雲平の苦悩の一つか。
そんな雲平に蠱毒の転生を知らせてはいけない理由が、因果応報、本編にあった書物にも罪人は転生できないこともある可能性を示されていて、それは救いだったのに、世界に裏切られてしまうから。錦玉さんが旧い印持たせたのを知らないからね! 知らないままの方がいいのだが。
そりゃ実行犯じゃないって言われたらそれまでなんだけど、罪業には数えられて然るべきじゃん、と奉弥は思ってしまう。責任転嫁も甚だしいけど家族を手に掛けた遠因はヨスガだからね。ヨスガさえ居なければ、一連のことは起きなかったのよ。
HO秋は許されない絶対の加害者であると同時に、復讐の宛が無い被害者でもあり……。(PL秋が言うべきじゃないのは百も承知です。あくまで俯瞰しての一意見はこうって話)
そんな転生許されない組であるべき蠱毒が転生していると知れば、奉弥としては世界を呪うし、転生出来てしまう矛盾に雲平も発狂しそうになる。ただでさえ存在する矛盾に擦り切れてんだが?
と言うわけで!! 強引だけど!!
絶対雲平に見せてはいけないものは【万能の願望機】と【蠱毒が転生していること】でした!!!!!
少なくとも自分の願いは叶わないと諦めている現状を維持した方が良いです!! 詰む!!!!!!畳む
#四季送り #思考整理
四季送り Rise to the sky げんみ❌
読み返してみれば、あーやっぱ子どもだなぁって思うところあったり。
郵便屋さん──あんな些細な成功体験だって、彼(困ったことに雲平なのか奉弥なのかの区別がつけられない)の支えになり得るんだよねぇ。なんて改めて。
彼の人間質や“自分が存在するにあたっての耐久性”って、河原で積み上げる石みたいに不安定だから、支える小石が多いに越したことはない。……賽の河原へ送った死者に囲まれてるみたいな針の筵感込みでの例えですとも。誤用じゃないよちくせう。
ともかく、そんな理由で砂粒くらいのでも大事な支えになる。中の人が再確認出来たのは良かったな。本人が望んで求めることは出来ないけど、調整はかけられる。
今回、本人が覚えてないのが残念ね。でも、安全に涙流せたのは貴重な事象だった。次は覚えてられると良いね。
畳む
#四季送り
読み返してみれば、あーやっぱ子どもだなぁって思うところあったり。
郵便屋さん──あんな些細な成功体験だって、彼(困ったことに雲平なのか奉弥なのかの区別がつけられない)の支えになり得るんだよねぇ。なんて改めて。
彼の人間質や“自分が存在するにあたっての耐久性”って、河原で積み上げる石みたいに不安定だから、支える小石が多いに越したことはない。……賽の河原へ送った死者に囲まれてるみたいな針の筵感込みでの例えですとも。誤用じゃないよちくせう。
ともかく、そんな理由で砂粒くらいのでも大事な支えになる。中の人が再確認出来たのは良かったな。本人が望んで求めることは出来ないけど、調整はかけられる。
今回、本人が覚えてないのが残念ね。でも、安全に涙流せたのは貴重な事象だった。次は覚えてられると良いね。
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#四季送り
軽く数時間の虚無を経て、ようやく動き出しましたがこの時間です。愚か。
GW前からだっけか。パソコンのストレージ大掃除、何度かに分けてやってたんです。
一番大変だったのがダウンロードフォルダ内のデータ。ダウンロードしたまま移動させてないシナリオzipとか、素材zipとか、セッションログとか入り混じってて。
……しくじったよね。消す前に、データフォルダを格納場所にコピペ移動済みか、確認出来てないまま消してしまったみたいで。
次からは徹底します。切り取りでポンポン移動させれたら楽だけど、それだと処理中フリーズしちゃうのでこうするしかなくて。。
四季送り げんみ❌の話しようね。受け攻めってなんだ……?
何の話の流れだったか、こないだチトセくんの中の人と話してる中で、雲平が左に立つのが見えない的な話を超極自然に受けて大爆笑した中の人です。もしかしたら一瞬は左に……ともフォローされたけど、それでも一瞬だし私にも見えないかなあいつが攻めに回れるの!!
そもそも攻めとは何なのか。これについて考えよう。別にストレージショックから逃れたいわけじゃないんだからね!
攻めと受けって、正圧と負圧に例えられると思うんですよ。部屋の換気方式に例えるなってツッコミはしないでおくれよ?
正圧は、室外よりも室内の気圧が高い状態。なので、外から扉を開けた時に空気がぶおっと吹きかかってくる。
負圧は、室外よりも室内の気圧が低い状態。なので、外から扉を開けた時に、空気が吸い込まれていく。
水と同じで、空気も気圧が高いところから低い方へと流れるからね!
つまりどういうことかというと、受け手に向かうようにして作用するのが攻め。受け手を引き込むようにして作用するのが受けなのではないかと。
雲平って自分のことですら自分で決めるのを躊躇ったり、人生経験から何も出来ないと無力感募らせてるので、自主的に他者の情動に作用するようなこと、避けてるとこはあるんですよね。そもそも理由説明をつけられない行動を、自分自身に対してはほぼ禁止してる。感情や心で動くことを忌避してるので。
故に、なかなか攻めに立つ未来が見えてこない。
しかしながら、本人も少しずつ何とか祝さんの願いや錦玉さんに約束したこと、他にも宣言してたこととか放置せず努力はしていて。その一環に、たまたま奉弥のやり残しが合致して、夜間学校行くことも最終決定できました。
この実績って、人間として生きていく中でとても大きな選択体験なんです。少なくとも雲平にとってはね。
こうして、少しずつ、少しずつ。
理由付きであれ、「何も出来なくても、何かしたい」の幅と経験を広げていければ良い効果が出るんじゃないかと思います。その先に、一瞬であれ自ら他者の情動に働きかけるようなムーヴが見られるかもしれませんね! 畳む
#四季送り
GW前からだっけか。パソコンのストレージ大掃除、何度かに分けてやってたんです。
一番大変だったのがダウンロードフォルダ内のデータ。ダウンロードしたまま移動させてないシナリオzipとか、素材zipとか、セッションログとか入り混じってて。
……しくじったよね。消す前に、データフォルダを格納場所にコピペ移動済みか、確認出来てないまま消してしまったみたいで。
次からは徹底します。切り取りでポンポン移動させれたら楽だけど、それだと処理中フリーズしちゃうのでこうするしかなくて。。
四季送り げんみ❌の話しようね。受け攻めってなんだ……?
何の話の流れだったか、こないだチトセくんの中の人と話してる中で、雲平が左に立つのが見えない的な話を超極自然に受けて大爆笑した中の人です。もしかしたら一瞬は左に……ともフォローされたけど、それでも一瞬だし私にも見えないかなあいつが攻めに回れるの!!
そもそも攻めとは何なのか。これについて考えよう。別にストレージショックから逃れたいわけじゃないんだからね!
攻めと受けって、正圧と負圧に例えられると思うんですよ。部屋の換気方式に例えるなってツッコミはしないでおくれよ?
正圧は、室外よりも室内の気圧が高い状態。なので、外から扉を開けた時に空気がぶおっと吹きかかってくる。
負圧は、室外よりも室内の気圧が低い状態。なので、外から扉を開けた時に、空気が吸い込まれていく。
水と同じで、空気も気圧が高いところから低い方へと流れるからね!
つまりどういうことかというと、受け手に向かうようにして作用するのが攻め。受け手を引き込むようにして作用するのが受けなのではないかと。
雲平って自分のことですら自分で決めるのを躊躇ったり、人生経験から何も出来ないと無力感募らせてるので、自主的に他者の情動に作用するようなこと、避けてるとこはあるんですよね。そもそも理由説明をつけられない行動を、自分自身に対してはほぼ禁止してる。感情や心で動くことを忌避してるので。
故に、なかなか攻めに立つ未来が見えてこない。
しかしながら、本人も少しずつ何とか祝さんの願いや錦玉さんに約束したこと、他にも宣言してたこととか放置せず努力はしていて。その一環に、たまたま奉弥のやり残しが合致して、夜間学校行くことも最終決定できました。
この実績って、人間として生きていく中でとても大きな選択体験なんです。少なくとも雲平にとってはね。
こうして、少しずつ、少しずつ。
理由付きであれ、「何も出来なくても、何かしたい」の幅と経験を広げていければ良い効果が出るんじゃないかと思います。その先に、一瞬であれ自ら他者の情動に働きかけるようなムーヴが見られるかもしれませんね! 畳む
#四季送り
サイトを整えようと思って後回しになって気付けばゴールデンウィーク最終日。
私は今日明日とフォロワと出掛けるのです。ええ、出陣でござい……。思えばその方と同卓してる自探索者のうち2人って、めちゃくちゃ食べるキャラなんですよね!? これは私も負けてはいられんな。
食い倒してくるか……。
以下、今年のポトラに向けて書いてるシナリオの話。ネタバレ無し。
かなりKPさんに演出を委ねる内容になってるので、テスプは作者PLで他の方にKPしてもらう構成のが良い気がしている。もちろん私が回しても良いけど、それならすでに一度は済ませているようなものだけどね。
……愛の力の前には、如何なる試練も無力!!
こんなことあるんだ、を見切り発車回しで見たし、うちよそに分からせられた思い出。わっはっは。
シナリオのタイトルも考えようね!畳む
#日常
私は今日明日とフォロワと出掛けるのです。ええ、出陣でござい……。思えばその方と同卓してる自探索者のうち2人って、めちゃくちゃ食べるキャラなんですよね!? これは私も負けてはいられんな。
食い倒してくるか……。
以下、今年のポトラに向けて書いてるシナリオの話。ネタバレ無し。
かなりKPさんに演出を委ねる内容になってるので、テスプは作者PLで他の方にKPしてもらう構成のが良い気がしている。もちろん私が回しても良いけど、それならすでに一度は済ませているようなものだけどね。
……愛の力の前には、如何なる試練も無力!!
こんなことあるんだ、を見切り発車回しで見たし、うちよそに分からせられた思い出。わっはっは。
シナリオのタイトルも考えようね!畳む
#日常
あーもー! と頭抱える思考空回り脳味噌暴走期間。お家に封印したほうが良いなって。一瞬寄り道したけど帰るのじゃ。
こんなときに考えるとややこしくなりそうだけど、こんなときだから別の見方できないかと言うことで、
四季送り げんみ❌
いやほんとごめんな自陣。
HO秋はいつまで経っても感情の置き所とかどうその後向き合っていくかが難しいよ!
でもさ、特に錦玉さんにはかなり余白作ってもらってると感じてるから、これ以上負担かけるのはって思いもあり。
すぐ口を噤んだり身を引いたりしてしまう悪癖は溶かしていきたいよね。どうやって、が見えないけど、相談は出来る、しても良いって経験重ねてるところだから、あとは自分事や感じてることを意思表示したり、“自分が決めても良いこと”を広げる、そういう経験を積むことかなぁ。
夜間学校で培えるとしてもかなりの長期戦が見込まれるので、今後の継続でもし機会があれば丁寧に認識させてやりたい。
感情が怖いから、感情ではなく理由や義務、責任でしか動かない、ってのも妨げになってる。元々だけどさ。その結果雁字搦めになってるの、こればかりはシナリオの力借りないと無理だな。
うーん、いっそ加害者の自覚が無いか、開き直れるような一面があればメタ的には落とし所広めに設けれたのかもしれない。難しいなーーーっ叫んでいいか!?
あまり叫びすぎても負担かけそうだし、今脳味噌こんなだからもうちょいシンキングタイムしような。畳む
#四季送り
こんなときに考えるとややこしくなりそうだけど、こんなときだから別の見方できないかと言うことで、
四季送り げんみ❌
いやほんとごめんな自陣。
HO秋はいつまで経っても感情の置き所とかどうその後向き合っていくかが難しいよ!
でもさ、特に錦玉さんにはかなり余白作ってもらってると感じてるから、これ以上負担かけるのはって思いもあり。
すぐ口を噤んだり身を引いたりしてしまう悪癖は溶かしていきたいよね。どうやって、が見えないけど、相談は出来る、しても良いって経験重ねてるところだから、あとは自分事や感じてることを意思表示したり、“自分が決めても良いこと”を広げる、そういう経験を積むことかなぁ。
夜間学校で培えるとしてもかなりの長期戦が見込まれるので、今後の継続でもし機会があれば丁寧に認識させてやりたい。
感情が怖いから、感情ではなく理由や義務、責任でしか動かない、ってのも妨げになってる。元々だけどさ。その結果雁字搦めになってるの、こればかりはシナリオの力借りないと無理だな。
うーん、いっそ加害者の自覚が無いか、開き直れるような一面があればメタ的には落とし所広めに設けれたのかもしれない。難しいなーーーっ叫んでいいか!?
あまり叫びすぎても負担かけそうだし、今脳味噌こんなだからもうちょいシンキングタイムしような。畳む
#四季送り
2025年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
定期的に「蹲っててすみせん。いじけてるわけじゃないんです」を叫びたくなる不安感\(^o^)/風呂浸かってから寝ろ私
探索者によってはカラッとしたキャラの思考もするんだけど、私自身がカラッとするのが常時好ましいことだとも限らないと思ってるので、ふと「結局湿ってるのが好きなんでしょ」と誤解されていないかと不安になるのがよくある現象です。違うんだよう!! 人間を考えるとどうしてもそうなるんだよ人生経験的に。だけど結局自分含めて人間だから、汚くて無様で醜悪で傲慢な生き物だと全否定しても、続くものには責任があるよねって。それは命が負う義務だし、それを放棄していないからこそ産みなり膿みの苦しみの中で息をしている。その過程、結末、後日譚までを私は見届けたいんだ。
架空で生きてる人間の物語、自分の生き方や考え方に変化をつけてくれるからね。
どんなに苦しんでたって生きてりゃ変化はあるんですよ。その変化こそが良くも悪くも探索者の報酬で、他の探索者様と関わって起こせる奇跡なんだと思ってるぜこれ何の話だったっけ!?
#日常
探索者によってはカラッとしたキャラの思考もするんだけど、私自身がカラッとするのが常時好ましいことだとも限らないと思ってるので、ふと「結局湿ってるのが好きなんでしょ」と誤解されていないかと不安になるのがよくある現象です。違うんだよう!! 人間を考えるとどうしてもそうなるんだよ人生経験的に。だけど結局自分含めて人間だから、汚くて無様で醜悪で傲慢な生き物だと全否定しても、続くものには責任があるよねって。それは命が負う義務だし、それを放棄していないからこそ産みなり膿みの苦しみの中で息をしている。その過程、結末、後日譚までを私は見届けたいんだ。
架空で生きてる人間の物語、自分の生き方や考え方に変化をつけてくれるからね。
どんなに苦しんでたって生きてりゃ変化はあるんですよ。その変化こそが良くも悪くも探索者の報酬で、他の探索者様と関わって起こせる奇跡なんだと思ってるぜこれ何の話だったっけ!?
#日常
絶対昨日の雲平の悪夢のせいだろ、なんか無性に泣きたいぞ!?
あの夢ならそりゃそうって思うのでそれ以上の文句はないんだが、今夜は秋夏のハイラシュ最終日です。
雲平、シエリア味強い探索者なのでね。自陣チャンネルに何でも放り込めはしないけど、卓中で整理しながらお話出来ると良いな。
リアルだと行きたいイベントにお仕事早退してでも行くかどうかで悩んでるし、正直早退ルートアリでは?
だけど仮宿の用事を利用者さんにお願いするための早退もしたい。悩ましい……ぶっちゃけ帰りたい。
#日常
あの夢ならそりゃそうって思うのでそれ以上の文句はないんだが、今夜は秋夏のハイラシュ最終日です。
雲平、シエリア味強い探索者なのでね。自陣チャンネルに何でも放り込めはしないけど、卓中で整理しながらお話出来ると良いな。
リアルだと行きたいイベントにお仕事早退してでも行くかどうかで悩んでるし、正直早退ルートアリでは?
だけど仮宿の用事を利用者さんにお願いするための早退もしたい。悩ましい……ぶっちゃけ帰りたい。
#日常
四季送り げんみ❌
うっわ……夢というには尺のない、たった一言だけの夢だったんだけどこれ雲平の悪夢まんま受信しただろ。
※悪夢の話なのでまたもやどろどろ話。
「なんで生きてしまったんだろう」
たったその一言なのに、どうしようもなく真っ暗で深くて冷たくて重い絶望と自嘲と諦観と虚無感が混じり合った感情の海で満たされてた。
眠り浅いし、夢を見るのも、束の間なのもわかりみしかない。内容までまんま受信するのは「わかる〜!」ってなるのと別なのよ! お前の悪夢ガチの悪夢だぞ!?
存在ごと消えてしまいたい願望は相変わらずだからな。「存在自体が過ちだ」って認識も、「なのに生きて償いを求められる矛盾」に拷問され続けてるのも。
温もりを知ったり、手触りを知ったりもしているけど、それを知るほど痛みもあるわけで。見せないけど。見せたら駄目だろう、と。
て言うか償いを求められるのが地雷になってきてる気がしなくもない。そうなるHO=宿命であろうと、その世界に生きる者たちからしたら、罪は罪で選択したのも秋だから、雲平も当然世界に現実に被害者たちに憎まれ続ける。
雲平もわかってて仕事してるからね。忘れたことないんだよ。
だからこそ償いなんて、自分にだけは適用出来なくて、許される以前に審議の対象にすらなれない。誰かに問答無用で仕立てられたんじゃなくて、始まりは自分の選択、恐慌状態でも親を殺してしまったこと、次に殺し屋になったことだから。そうするしかなかったとしても。
だから「なんで生きてしまったんだろう」は、本来思うのもお門違い。自分の選択だろうがってなる。
正しくはやっぱり「なんで存在してしまったんだろう」だし、これを言いやすく言い換えたなら「なんで生きてしまったんだろう」になる。
生きていたくない。もう生まれたくない。
祝さんの願いが無ければ、転生なんて願い下げだしあっちゃいけないし許されないことだから。
殺しに来いよ世界。償いを求めるくらいなら。それとも償いも要らない? ふざけるな。僕を、僕が殺して奪ったすべてを使い捨てに当たり前の顔して存続するな。
人間の世界、歴史なんてそんなものだけど。僕のその一部なんだと分かってるけど、ああ、だからこそ不愉快だ。
◆
今も昔も命に誠実に向き合ってるんだ、四季送りの通過前後に変化は無いんだよ。命を等価に見るように、死の瞬間も死後も苦しませずに済むように、感情を挟まないようにしたりとか。仕事に差をつけないようにさ。
そこは親贔屓抜きにして私も評価してて認めてるんだ。
……たった一つ、親関連だけは12年前も塔でもイレギュラーしちまってるんだけどな。鈍になった原因。
とにかく上のようなどろどろは、一生消える気配無いし痛みの無い幸せは存在しないと思う。
それでも、ひとつくらい、自分の人生に関わる選択を他者の思惑に縛られず自分の意思で選び切れる、「誰もが一度は得ているはずの人間らしい生の一瞬」を抱かせることができれば。
それさえあれば、奉弥としても雲平としても、人間社会に居場所がひとつ生じる気がするのです。畳む
#四季送り
うっわ……夢というには尺のない、たった一言だけの夢だったんだけどこれ雲平の悪夢まんま受信しただろ。
※悪夢の話なのでまたもやどろどろ話。
「なんで生きてしまったんだろう」
たったその一言なのに、どうしようもなく真っ暗で深くて冷たくて重い絶望と自嘲と諦観と虚無感が混じり合った感情の海で満たされてた。
眠り浅いし、夢を見るのも、束の間なのもわかりみしかない。内容までまんま受信するのは「わかる〜!」ってなるのと別なのよ! お前の悪夢ガチの悪夢だぞ!?
存在ごと消えてしまいたい願望は相変わらずだからな。「存在自体が過ちだ」って認識も、「なのに生きて償いを求められる矛盾」に拷問され続けてるのも。
温もりを知ったり、手触りを知ったりもしているけど、それを知るほど痛みもあるわけで。見せないけど。見せたら駄目だろう、と。
て言うか償いを求められるのが地雷になってきてる気がしなくもない。そうなるHO=宿命であろうと、その世界に生きる者たちからしたら、罪は罪で選択したのも秋だから、雲平も当然世界に現実に被害者たちに憎まれ続ける。
雲平もわかってて仕事してるからね。忘れたことないんだよ。
だからこそ償いなんて、自分にだけは適用出来なくて、許される以前に審議の対象にすらなれない。誰かに問答無用で仕立てられたんじゃなくて、始まりは自分の選択、恐慌状態でも親を殺してしまったこと、次に殺し屋になったことだから。そうするしかなかったとしても。
だから「なんで生きてしまったんだろう」は、本来思うのもお門違い。自分の選択だろうがってなる。
正しくはやっぱり「なんで存在してしまったんだろう」だし、これを言いやすく言い換えたなら「なんで生きてしまったんだろう」になる。
生きていたくない。もう生まれたくない。
祝さんの願いが無ければ、転生なんて願い下げだしあっちゃいけないし許されないことだから。
殺しに来いよ世界。償いを求めるくらいなら。それとも償いも要らない? ふざけるな。僕を、僕が殺して奪ったすべてを使い捨てに当たり前の顔して存続するな。
人間の世界、歴史なんてそんなものだけど。僕のその一部なんだと分かってるけど、ああ、だからこそ不愉快だ。
◆
今も昔も命に誠実に向き合ってるんだ、四季送りの通過前後に変化は無いんだよ。命を等価に見るように、死の瞬間も死後も苦しませずに済むように、感情を挟まないようにしたりとか。仕事に差をつけないようにさ。
そこは親贔屓抜きにして私も評価してて認めてるんだ。
……たった一つ、親関連だけは12年前も塔でもイレギュラーしちまってるんだけどな。鈍になった原因。
とにかく上のようなどろどろは、一生消える気配無いし痛みの無い幸せは存在しないと思う。
それでも、ひとつくらい、自分の人生に関わる選択を他者の思惑に縛られず自分の意思で選び切れる、「誰もが一度は得ているはずの人間らしい生の一瞬」を抱かせることができれば。
それさえあれば、奉弥としても雲平としても、人間社会に居場所がひとつ生じる気がするのです。畳む
#四季送り
四季送り げんみ❌
一瞬寝てたんだけど、束の間の夢で爆笑したので良いか?
海が見える道脇で、バイクを停めた横で並んで座ってる錦玉さんと雲平だったんだけど、何故か雲平が顔を覆ってしょげてて、ばっと顔を上げたと思ったら
「錦玉帰ろう!? このままじゃ親の謝罪行脚になっちゃう!!」
って珍しくガチ目の逃避発言した、ってとこで目が覚めたんですわ。
もしかしてさぁ。
親のルーツ辿る旅してました? 錦玉さんについて来てもらった? だとしたらお前相当勇気出したんだな、梟木夫婦のこと結局触れられない身体になってんのに。墓はシナリオ上無いので、祝さんにも協力してもらって親族探ししたんかな。家があった場所は雲平も覚えて……アカン、思い出そうとしたら発作起こす。それとも、ふたりに支えてもらいながらギリギリ乗り越えた?
夢の内容自体は納得だけどね!
親の故郷行ったら間違いなく「お前のかーちゃん盗んだバイクで駆け落ちしたんだぜ」とか聞くだろし。お父さんはともかくお母さんの武勇伝凄すぎて、ミッフィー面で聞いては代わりに謝って、2、3度続けば息子だと明かさないようにしながら訊くようにしてさ。
で、あの夢に続く、と。
レディースって聞いて女性衣服しか頭に浮かばないくらい無知だからよ。ワルっつっても所詮日向のワルで、日陰の入り口にギリギリ抵触するくらいでしょの感覚だから(当時、そっから暴力団に入る人もいます。それは認識してるけど全員じゃない)。
なので、ガラス窓割ったと聞けば「器物破損罪!?」だし、バイク盗んだなら「窃盗罪!?」、未成年飲酒や喫煙は「それ以上はやめて……?」、
あー、うん、わかってる。雲平、生まれて犯した罪が両親への殺人罪だから言えた立場じゃないんだけど……うん……。
何にせよ、写真見たらもうひっくり返りそうだもんなー。思考停止してさ。「僕にこの人たちの血が流れてるの? 本当に?」って。
雲平って、どんなことでも自分に対して逃避することは基本許さないんですけど、こればかりはちょっと様子が変わりそうですね。
逆に不良時代があった錦玉さん視点、梟木夫婦の話がどう映るのかは気になるところです←
「錦玉、あの夫婦のこと知るほど、どうしたら良いか(向き合えば良いか、って意味)分からない、どうしたら良い!?」
追記:
こうして思えば、雲平っていかなる劣悪な環境下でも染まり切れず狂い切れない人間性なのが良くも悪くも特性になってるんだろうなぁ。
正気のまま狂えるのとは全く違う。
むしろ狂った方が楽になれるのに狂えないし、残ってしまった人間性が狂うことを許さないというスパイラルが起きている、と言う……けど、そうじゃなきゃ祝さんと家族になることも無かったのかもしれないね。畳む
#四季送り
一瞬寝てたんだけど、束の間の夢で爆笑したので良いか?
海が見える道脇で、バイクを停めた横で並んで座ってる錦玉さんと雲平だったんだけど、何故か雲平が顔を覆ってしょげてて、ばっと顔を上げたと思ったら
「錦玉帰ろう!? このままじゃ親の謝罪行脚になっちゃう!!」
って珍しくガチ目の逃避発言した、ってとこで目が覚めたんですわ。
もしかしてさぁ。
親のルーツ辿る旅してました? 錦玉さんについて来てもらった? だとしたらお前相当勇気出したんだな、梟木夫婦のこと結局触れられない身体になってんのに。墓はシナリオ上無いので、祝さんにも協力してもらって親族探ししたんかな。家があった場所は雲平も覚えて……アカン、思い出そうとしたら発作起こす。それとも、ふたりに支えてもらいながらギリギリ乗り越えた?
夢の内容自体は納得だけどね!
親の故郷行ったら間違いなく「お前のかーちゃん盗んだバイクで駆け落ちしたんだぜ」とか聞くだろし。お父さんはともかくお母さんの武勇伝凄すぎて、ミッフィー面で聞いては代わりに謝って、2、3度続けば息子だと明かさないようにしながら訊くようにしてさ。
で、あの夢に続く、と。
レディースって聞いて女性衣服しか頭に浮かばないくらい無知だからよ。ワルっつっても所詮日向のワルで、日陰の入り口にギリギリ抵触するくらいでしょの感覚だから(当時、そっから暴力団に入る人もいます。それは認識してるけど全員じゃない)。
なので、ガラス窓割ったと聞けば「器物破損罪!?」だし、バイク盗んだなら「窃盗罪!?」、未成年飲酒や喫煙は「それ以上はやめて……?」、
あー、うん、わかってる。雲平、生まれて犯した罪が両親への殺人罪だから言えた立場じゃないんだけど……うん……。
何にせよ、写真見たらもうひっくり返りそうだもんなー。思考停止してさ。「僕にこの人たちの血が流れてるの? 本当に?」って。
雲平って、どんなことでも自分に対して逃避することは基本許さないんですけど、こればかりはちょっと様子が変わりそうですね。
逆に不良時代があった錦玉さん視点、梟木夫婦の話がどう映るのかは気になるところです←
「錦玉、あの夫婦のこと知るほど、どうしたら良いか(向き合えば良いか、って意味)分からない、どうしたら良い!?」
追記:
こうして思えば、雲平っていかなる劣悪な環境下でも染まり切れず狂い切れない人間性なのが良くも悪くも特性になってるんだろうなぁ。
正気のまま狂えるのとは全く違う。
むしろ狂った方が楽になれるのに狂えないし、残ってしまった人間性が狂うことを許さないというスパイラルが起きている、と言う……けど、そうじゃなきゃ祝さんと家族になることも無かったのかもしれないね。畳む
#四季送り
相変わらずの脳内整理。色んなHO秋いるな~って思いながら伏せを見てるけど、そりゃ一つとして同じ四季模様の一年なんざ無いもんなぁ。
さて、今夜のお題は気質における両親からの遺伝要素。性格の発育の研究で、遺伝由来と環境由来がざっくり半々(追記:遺伝由来は40%ってデータもあったΣ こっち のが細かく分けてるので今後はこれに基づくかも)って話があったはずなので、確かに無視できない要素なのよね……。
母親の場合、レディースで総長張ってたなら、それだけの仲間意識と縄張り意識、自治的>法的秩序の優先。
父親の場合、駆け落ちしたのを見るに、自分の感性の優先、挑戦>安定、こちらも義理堅い、ってところはあるだろうな。
全部遺伝するわけじゃないってのは大前提として、現状もっとも大きな相違点は"エゴ"を優先する気質かな。全く無いんじゃなくて、"エゴ"を形成しようとしてるところ。
一方、遺伝しているだろうなってのが、
①仲間意識の強さ
②好奇心旺盛
③筋を通そうとする意思力、納得いかないことには反発する
の3点。
①仲間意識の強さ
常時発動しとるがな。加えて、「身内に同じ轍を踏ませたくない」など気に掛けるところもある。すっかり末っ子が板についてるけど、保護すべき対象に世話焼きなのは継続の中でも感じてたところ。
縄張り意識が強い、ってのもこの中に入ります。
割と根っこから"友達"よりも"仲間"、大群よりも小群に重きを置く気質だった説?
②好奇心旺盛
現在進行形で自身に課してる制約の緩和対応中。
本編時点で知識欲が強いのは見えてるので、必要性よりも好奇心を優先出来るようになるようにを目指せれば。
食への飛びつきようはどうなんだ、って? アレは別だよ、生物的にも人間性としても死活問題に関わるから。だからこそユキちゃんに指切り迫られた際、代価に相応しいものとして舌を提案してたわけで……。
③筋を通そうとする意思力、納得いかないことには反発する
今最も裏目に出ている特性。前者は散々私が頭抱えてる通りとして、納得いかないことに反発するってのは人間社会への嫌悪憎悪として出てるかなぁ。
両親と違うのは、"通すべき筋"も"納得できるかどうか"も主軸が自分じゃないことかしら。
そう、主軸だ主軸。"エゴ"。ここが欠けてるから難儀してんだわ。とは言えこれも対応中案件なのでね。いつまでかかるかが読めず、ちょくちょく次の手に迷ってここに壁打ちしてるんだけど。テメェはサグラダ・ファミリアか。……ガウディに謝れごめんなさい。
……盛大に自爆してるやんけアホかーー!!!! 贖罪教会じゃねえかばっきゃろう!!!
◆
性格要素の約5割は親由来つっても全部遺伝するわけじゃないし、雲平の記憶にある限りの外的環境はあんなのだ。
それでも遺伝の話は上記3点が不自然じゃないって根拠になる。本人が違和感を抱えたとき、塔に居た夫婦の様子を思い出して「そういうことも、ある……?」なんて首を傾げれたら、変化のひとつになるだろうね。
何より、外的環境5割ってことは、人間質が形成され始めた今がチャンスなんだよ。花笑みでもそうだったけど、経験で歪に溶接されてる制約を新しい経験で緩められたら良い。絶対時間はかかるし、波からは逃れられないし、決して簡単なことじゃないけれど。簡単なことであってたまるか罪業を軽んじるにもほどがある。(by 雲平 & 被害者HOを複数脳内に飼ってるシエリア)
ただ間違っても「変わっちゃいけないわけじゃない」し、簡単じゃないことはきっと誰の目にも明らかなのだから、なんだろうなぁ……あれだわかった「間違えないように」って考えてないかこいつ!?
わからんちょっとこれはもうちょい検証する。でもあり得そうだなーとは思うんだ。自分に課してるあれこれ、許さない・許せないあれこれ、その延長線上にある感情のひとつは間違えることと、連鎖していく取返しのつかない事態などへの恐怖説。自分を信じてないから自分に制約を課すし、感情で間違えたから蓋をするし、必要性や説明のつかない行いには理由が無いから制限する。「思うように」「自由に」を考える土台は作っているところだけど、その先って?
どれも今この瞬間が間違っているかどうかがわからない。脳内面談しても難儀してるの、今間違えていない保証が無いから不安に襲われるし、背後からは過去が疑念と恐怖を運んでくる。
おーーーーん あかん 明日以降に託す。的外れではないけど見落としはある、みたいな気がするんだよなぁ。
畳む
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