No.246

四季送り げんみ❌
 雲平がよく言う「命は等価」、これ真意伝わってないのではないかと今更。言葉にして続き得ることを直接はっきりとは言ってないもんな……。

 命は等価だ。だが、“個人にとっての誰か”の価値は、その個人ごとに上乗せされている。誰かの価値は、評価者ごとに異なるものである。
 例えば世間様にとっての僕は便所紙でも、祝にとっての僕はそうじゃないのは成立する。僕は仕事した相手について等しく扱うけども、錦玉やチトセたちにはそうじゃないのも成立する。そして、僕は彼らが誰かに上乗せしている価値に対し、決して否定したり干渉することはしない。

 何故長鯨などで雲平が『他者の命を軽んじている』と思われたことにショック(不甲斐なさや悔しさ。本人にはショックだとしか分かってない)を受けていたのかって、そう捉えられる実績しかあげれてなかったんだと解釈したから。弁明しようかとおもったけど、弁明こそ雲平が良しとしないのでできていない。
 「言うだけ、思うだけならどうとでもできる」。事実ベースな彼だから、そう思われることしか積めていなかったらしい自分に怒りを覚える。不甲斐無さ、あるいは恥でもあるけど、そのようにはまだ言語化して知覚できてない。

 ちなみに、雲平にとっての誰かの価値を上乗せできるのは、条件付き。だから命は等価だってのも成立したままなんだよね。
 雲平は仕事であれば、祝さんでも“あび”の面々でも、外部の友人でも殺してしまえる、殺さなきゃならないと定めているので。
 ただ“あび”を維持できなくしたり、方針に反することをすることは仕事として矛盾するから、まず受付することに審議が要る。
 なのでまあ、条件を満たす上で仕事で殺すしかないとなれば、殺してしまえる。
 雲平は、命を等価に扱わなければならない。何故なら上乗せする価値は感情や心があってのもの。つまり、道具ではなく人間の領分なのだ。
 仕事または生きるために殺した。否、感情で夫婦を殺してしまった時点で、自分には命を計る自由も権利も無いのだと、雲平は定義している。
 雁字搦めのひとつ。しかし最大限誠実であろうとする姿勢のあらわれでもある。

 これを星の塔で違えてしまったから壊れていってるのを思えば、私自身、扱いに慎重にならざるを得ないのだけど。余白を探すしかないとして、どうやっていけば良いのか、時間だけが流れてくし、その間にも雲平は澱み穢れて煮凝りになってくしで!!
 プレイヤーとして力量不足だったかなぁ……。
畳む

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