No.123

四季送り げんみ❌
 今朝方の夢、私まで寝つき悪くなったのだけど、
 冬に両親殺して(ってしろはさんのどっかの伏せに書いてたはず)、絶望と恐怖と孤独と混乱の中、凍える血濡れた両手を見下ろして、寒くて、寒くて。
 そこでハッと目が覚めるけど心臓も思考もパニック状態。自室なのに知らない部屋みたいに感じて、不安から枕の下に忍ばせてるナイフを手にベッドを降りて部屋の中に死体も自分以外も居ないのを確認する。寒くて寒くて寒くて寒くて夜中なのもお構いなしに祝の部屋に向かおうと、自室のドアノブに手を伸ばす。
 そしたら扉向こうで音がした。
 祝だ、と思う。なのに頭の中は「本当に祝か? お前を殺しに来たかもしれないぜ?」って音がして。不審に蝕まれて動けないでいると扉が向こうから開けられて、恐怖心からナイフを構える。
 ちゃんと、祝だった。
「奉弥、どうした?」
 心配そうに声掛けながら扉を開けた祝の姿に、振り下ろしかけたのを何とか止まって、だけどパニック状態のまま。「また家族を殺すか? 殺せよ、また感情で家族を殺して、今度こそお前はひとりぼっちだお似合いだよなぁ!?」、なんて頭の中ガンガンしてる。
 祝もまさか扉開けた瞬間ナイフが飛んでくるとは思ってなくて、驚いた様子で固まっていたけれど、それを見てる雲平も親を殺したときの感情が生々しくフラッシュバックして、震える手からナイフが零れ落ちて。
 暴れそうになるのを真っ青な顔で堪えてると、祝が「奉弥」「一緒に寝る?」といつも通りの声色でゆっくり話しかける。ようやく意識の一部を現実に引き戻されて、パニック残ったまま祝に飛びついて喉を引き攣らせるように鳴らしながら、折れるくらい祝さんを抱き締めたり頭を擦りつけたり皮膚を破く寸前くらいに爪を立てて生きた血肉を確かめる。落ち着いてきたと思えばひたすらぐずるけど、動けるようにはなるからそのまま祝の部屋に連れてってもらって一緒に寝た……って夢だったわけですよ。

 感情波。生々しいんだわお前のは!!

 言うて本筋でも語られないだけで祝さんがこんな目に遭ったことはあるはずだし、それでも距離を取ったりしないで一緒に眠ってくれるんだろうなって信じてる。ここまできたら甘えてるにならないか心配なくらい。畳む

#四季送り